袋Aには赤球3個と白球7個、袋Bには赤球2個と白球3個が入っている。袋Aと袋Bからそれぞれ2個ずつ球を取り出すとき、取り出した4個の球が全て同じ色になる確率を求める。

確率論・統計学確率組み合わせ事象期待値
2025/7/31

1. 問題の内容

袋Aには赤球3個と白球7個、袋Bには赤球2個と白球3個が入っている。袋Aと袋Bからそれぞれ2個ずつ球を取り出すとき、取り出した4個の球が全て同じ色になる確率を求める。

2. 解き方の手順

4個の球が全て同じ色になるのは、以下の2つの場合がある。
(1) 4個全てが赤球である場合
(2) 4個全てが白球である場合
それぞれの確率を計算し、足し合わせる。
(1) 4個全てが赤球である場合
袋Aから赤球2個を取り出す確率は、
3C210C2=345=115\frac{{}_3C_2}{{}_{10}C_2} = \frac{3}{45} = \frac{1}{15}
袋Bから赤球2個を取り出す確率は、
2C25C2=110\frac{{}_2C_2}{{}_5C_2} = \frac{1}{10}
したがって、4個全てが赤球である確率は、
115×110=1150\frac{1}{15} \times \frac{1}{10} = \frac{1}{150}
(2) 4個全てが白球である場合
袋Aから白球2個を取り出す確率は、
7C210C2=2145=715\frac{{}_7C_2}{{}_{10}C_2} = \frac{21}{45} = \frac{7}{15}
袋Bから白球2個を取り出す確率は、
3C25C2=310\frac{{}_3C_2}{{}_5C_2} = \frac{3}{10}
したがって、4個全てが白球である確率は、
715×310=21150=750\frac{7}{15} \times \frac{3}{10} = \frac{21}{150} = \frac{7}{50}
求める確率は、(1)と(2)の確率の和である。
1150+750=1150+21150=22150=1175\frac{1}{150} + \frac{7}{50} = \frac{1}{150} + \frac{21}{150} = \frac{22}{150} = \frac{11}{75}

3. 最終的な答え

1175\frac{11}{75}

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