1. 問題の内容
A君とB君がじゃんけんを5回行うとき、A君が3回勝つ確率を求める問題です。ただし、引き分けも1回の回数に含めます。
2. 解き方の手順
まず、じゃんけん1回におけるA君が勝つ確率、負ける確率、引き分けの確率を考えます。
A君が勝つ確率は 、負ける確率は 、引き分けの確率は です。
5回のじゃんけんでA君が3回勝つということは、残りの2回はA君が負けるか、引き分けるかのいずれかです。
A君が3回勝つ、2回負ける(または引き分け)というパターンを考えます。これは二項分布の問題として考えることができます。
5回のうちA君が3回勝つ組み合わせの数は、二項係数 で求められます。
次に、A君が3回勝ち、残りの2回が負けまたは引き分けである確率を計算します。A君が勝つ確率は であり、残りの2回で負けまたは引き分けとなる確率は です。
したがって、A君が3回勝ち、残りの2回が負けまたは引き分けとなる確率は、
これに、A君が3回勝つ組み合わせの数 を掛け合わせると、求める確率が得られます。