2つの直線 $l$ と $m$ があり、直線 $l$ の式は $y = x - 1$、直線 $m$ の式は $y = \frac{1}{4}x + 5$ である。点Aは直線 $l$ 上の点で、$x$ 座標は 4 である。点Bは直線 $l$ と $m$ の交点、点Cは直線 $m$ と $y$ 軸の交点である。 (1) 点Aの $y$ 座標を求めよ。 (2) 2点A, C を通る直線の式を求めよ。 (3) 点Bの座標を求めよ。 (4) 直線AC上に点Dをとる。三角形ABCの面積と三角形ODCの面積が等しいとき、点Dの $x$ 座標を求めよ。ただし、点Dの $x$ 座標は正の数とする。

幾何学直線の式座標平面三角形の面積連立方程式
2025/7/31

1. 問題の内容

2つの直線 llmm があり、直線 ll の式は y=x1y = x - 1、直線 mm の式は y=14x+5y = \frac{1}{4}x + 5 である。点Aは直線 ll 上の点で、xx 座標は 4 である。点Bは直線 llmm の交点、点Cは直線 mmyy 軸の交点である。
(1) 点Aの yy 座標を求めよ。
(2) 2点A, C を通る直線の式を求めよ。
(3) 点Bの座標を求めよ。
(4) 直線AC上に点Dをとる。三角形ABCの面積と三角形ODCの面積が等しいとき、点Dの xx 座標を求めよ。ただし、点Dの xx 座標は正の数とする。

2. 解き方の手順

(1) 点Aの yy 座標は、直線 ll の式 y=x1y = x - 1x=4x = 4 を代入することで求められる。
y=41=3y = 4 - 1 = 3
したがって、点Aの座標は (4, 3) である。
(2) 点Cは直線 mmyy 軸の交点なので、x=0x = 0y=14x+5y = \frac{1}{4}x + 5 に代入すると、
y=14(0)+5=5y = \frac{1}{4}(0) + 5 = 5
したがって、点Cの座標は (0, 5) である。
2点A (4, 3) と C (0, 5) を通る直線の式を y=ax+by = ax + b とすると、
3=4a+53 = 4a + 5
5=0a+b5 = 0a + b
これより、b=5b = 54a=24a = -2a=12a = -\frac{1}{2}
したがって、直線ACの式は y=12x+5y = -\frac{1}{2}x + 5 である。
(3) 点Bは直線 llmm の交点なので、y=x1y = x - 1y=14x+5y = \frac{1}{4}x + 5 を連立して解く。
x1=14x+5x - 1 = \frac{1}{4}x + 5
34x=6\frac{3}{4}x = 6
x=8x = 8
y=81=7y = 8 - 1 = 7
したがって、点Bの座標は (8, 7) である。
(4) 点Dは直線AC上にあるので、点Dの座標を (x,12x+5)(x, -\frac{1}{2}x + 5) とおく。
三角形ABCの面積は、底辺AC、高さ (Bのx座標) で求められる。ACを底辺としたときの高さは点Bのx座標から点A, Cを通る直線と点Bの距離を計算して求めることもできる。
AC = (40)2+(35)2=16+4=20=25\sqrt{(4-0)^2 + (3-5)^2} = \sqrt{16+4} = \sqrt{20} = 2\sqrt{5}
C(0,5), A(4,3), B(8,7)
三角形ODCの面積は 12×OC×xD=12×5×x=52x\frac{1}{2} \times OC \times |x_D| = \frac{1}{2} \times 5 \times x = \frac{5}{2}xx>0x > 0)。
三角形ABCの面積は、
S=12xA(yByC)+xB(yCyA)+xC(yAyB)=124(75)+8(53)+0(37)=128+16=12S = \frac{1}{2} |x_A(y_B - y_C) + x_B(y_C - y_A) + x_C(y_A - y_B)| = \frac{1}{2} |4(7-5) + 8(5-3) + 0(3-7)| = \frac{1}{2} |8 + 16| = 12
三角形ODCの面積が三角形ABCの面積と等しいとき、
52x=12\frac{5}{2}x = 12
x=245x = \frac{24}{5}
したがって、点Dの xx 座標は 245\frac{24}{5} である。

3. 最終的な答え

(1) 3
(2) y=12x+5y = -\frac{1}{2}x + 5
(3) (8, 7)
(4) 245\frac{24}{5}

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