整式 $f(x)$ があり、以下の条件を満たしている。 * $f(x)$ を $x-1$ で割ると余りは1 * $f(x)$ を $x^2 - 5x + 6$ で割ると余りは $2x+3$ このとき、$f(x)$ を $(x-1)(x^2 - 5x + 6)$ で割ったときの余りを求めよ。

代数学多項式剰余の定理因数分解連立方程式
2025/7/31

1. 問題の内容

整式 f(x)f(x) があり、以下の条件を満たしている。
* f(x)f(x)x1x-1 で割ると余りは1
* f(x)f(x)x25x+6x^2 - 5x + 6 で割ると余りは 2x+32x+3
このとき、f(x)f(x)(x1)(x25x+6)(x-1)(x^2 - 5x + 6) で割ったときの余りを求めよ。

2. 解き方の手順

x25x+6x^2-5x+6 を因数分解すると、(x2)(x3)(x-2)(x-3)になる。
よって、f(x)f(x)(x2)(x3)(x-2)(x-3) で割ると余りが 2x+32x+3であることから、
f(2)=22+3=7f(2) = 2*2+3 = 7
f(3)=23+3=9f(3) = 2*3+3 = 9
また、f(x)f(x)x1x-1 で割ると余りが1であることから、f(1)=1f(1) = 1
f(x)f(x)(x1)(x25x+6)=(x1)(x2)(x3)(x-1)(x^2-5x+6)=(x-1)(x-2)(x-3) で割ったときの余りを ax2+bx+cax^2+bx+c とする。
このとき、f(1)=a+b+c=1f(1)=a+b+c=1, f(2)=4a+2b+c=7f(2)=4a+2b+c=7, f(3)=9a+3b+c=9f(3)=9a+3b+c=9 が成り立つ。
連立方程式を解く。
4a+2b+c(a+b+c)=3a+b=64a+2b+c - (a+b+c) = 3a + b = 6
9a+3b+c(4a+2b+c)=5a+b=29a+3b+c - (4a+2b+c) = 5a + b = 2
5a+b(3a+b)=2a=45a+b - (3a+b) = 2a = -4 より a=2a = -2
3a+b=63a+b = 6a=2a=-2 を代入すると、 3(2)+b=63*(-2) + b = 6 なので、b=12b = 12
a+b+c=1a+b+c = 1a=2,b=12a=-2, b=12 を代入すると、2+12+c=1-2+12+c = 1 なので、c=9c = -9
したがって、余りは 2x2+12x9-2x^2 + 12x - 9

3. 最終的な答え

2x2+12x9-2x^2 + 12x - 9

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