A, Bの2チームで優勝戦を行い、先に2勝した方が優勝チームとなる。まずAが1勝したとき、優勝が決定するまでの勝負の分かれ方は何通りあるか。ただし、試合では引き分けもあるが、引き分けの次の試合は必ず勝負がつくものとする。
2025/7/31
1. 問題の内容
A, Bの2チームで優勝戦を行い、先に2勝した方が優勝チームとなる。まずAが1勝したとき、優勝が決定するまでの勝負の分かれ方は何通りあるか。ただし、試合では引き分けもあるが、引き分けの次の試合は必ず勝負がつくものとする。
2. 解き方の手順
まず、Aが最初に勝っているので、Aはあと1勝すれば優勝、Bはあと2勝すれば優勝となる。
試合の展開を場合分けして考える。
ここで、Aが勝つことをA, Bが勝つことをB, 引き分けをDで表すことにする。
引き分けの次の試合は必ず勝負がつくので、引き分けが連続することはない。
(1) Aが2戦目で勝つ場合:Aが優勝。
この場合、試合の展開はAとなる。
(2) Aが3戦目で勝つ場合:Bと引き分けの可能性を考慮する。
この場合、試合の展開はBAまたはDAとなる。
(3) Aが4戦目で勝つ場合:Bが2連敗せずに、3試合目でAが勝つ。
この場合、試合の展開はBBA, BDA, DBA, DDAとなる。ただし、DDAは引き分けが連続するのでありえない。
よって、BBA, BDA, DBAの3通り。
(4) Aが5戦目で勝つ場合: 4戦目まででAが1勝、Bが1勝以下で、かつ引き分けは最大1回まで。
可能な展開は、BBBA, BBDA, BDBA, DBBA, DBDA。
以上をまとめると:
1. A
2. BA, DA
3. BBA, BDA, DBA
4. BBBA, BBDA, BDBA, DBBA, DBDA
試合の展開は上記の通りであり、それぞれの場合の数を数え上げる。
(1) 1通り
(2) 2通り
(3) 3通り
(4) 5通り
合計は、1 + 2 + 3 + 5 = 11通り
3. 最終的な答え
11通り