数学のテストの得点の平均値が59.0点、分散が250.0点であるとき、テストの得点を0.7倍し、その値に30点を加えたものを数学の成績とした場合の、数学の成績の平均値と分散を求めます。

確率論・統計学平均値分散三角関数関数の範囲
2025/7/31
## 問題1

1. 問題の内容

数学のテストの得点の平均値が59.0点、分散が250.0点であるとき、テストの得点を0.7倍し、その値に30点を加えたものを数学の成績とした場合の、数学の成績の平均値と分散を求めます。

2. 解き方の手順

* 数学の成績を yy 、テストの得点を xx とすると、y=0.7x+30y = 0.7x + 30 と表せます。
* 平均値の性質より、yˉ=0.7xˉ+30\bar{y} = 0.7\bar{x} + 30 が成り立ちます。ここで、xˉ\bar{x} はテストの得点の平均値を表します。
* 分散の性質より、sy2=(0.7)2sx2s_y^2 = (0.7)^2 s_x^2 が成り立ちます。ここで、sx2s_x^2 はテストの得点の分散、sy2s_y^2 は数学の成績の分散を表します。
yˉ=0.7×59.0+30=41.3+30=71.3\bar{y} = 0.7 \times 59.0 + 30 = 41.3 + 30 = 71.3
sy2=(0.7)2×250.0=0.49×250=122.5s_y^2 = (0.7)^2 \times 250.0 = 0.49 \times 250 = 122.5

3. 最終的な答え

数学の成績の平均値: 71.3
数学の成績の分散: 122.5
## 問題2

1. 問題の内容

0θ900^\circ \le \theta \le 90^\circ のとき、2cos(θ+60)+12\cos(\theta + 60^\circ) + 1 のとりうる値の範囲を求めます。

2. 解き方の手順

* θ\theta の範囲から、θ+60\theta + 60^\circ の範囲を求めます。
0θ900^\circ \le \theta \le 90^\circ なので、60θ+6015060^\circ \le \theta + 60^\circ \le 150^\circ となります。
* cos(θ+60)\cos(\theta + 60^\circ) の範囲を求めます。
cos(θ+60)\cos(\theta+60^\circ)60θ+609060^\circ \le \theta + 60^\circ \le 90^\circ で単調減少であり、90θ+6015090^\circ \le \theta + 60^\circ \le 150^\circ で単調増加です。
θ+60=90\theta+60^\circ=90^\circのときcos(θ+60)=cos90=0\cos(\theta+60^\circ) = \cos90^\circ = 0
θ+60=60\theta+60^\circ=60^\circのときcos(θ+60)=cos60=1/2\cos(\theta+60^\circ) = \cos60^\circ = 1/2
θ+60=150\theta+60^\circ=150^\circのときcos(θ+60)=cos150=3/2\cos(\theta+60^\circ) = \cos150^\circ = -\sqrt3 / 2
したがって、3/2cos(θ+60)1/2-\sqrt{3}/2 \le \cos(\theta + 60^\circ) \le 1/2 となります。
* 2cos(θ+60)+12\cos(\theta + 60^\circ) + 1 の範囲を求めます。
2cos(θ+60)+12\cos(\theta + 60^\circ) + 1 の範囲は、32cos(θ+60)1-\sqrt{3} \le 2\cos(\theta + 60^\circ) \le 1 より、
3+12cos(θ+60)+12-\sqrt{3} + 1 \le 2\cos(\theta + 60^\circ) + 1 \le 2 となります。

3. 最終的な答え

132cos(θ+60)+121 - \sqrt{3} \le 2\cos(\theta + 60^\circ) + 1 \le 2

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