$3.75^n$ の整数部分が3桁であるような整数 $n$ の個数を求める問題です。ただし、$\log_{10} 2 = 0.3010$ と $\log_{10} 3 = 0.4771$ が与えられています。

代数学対数不等式常用対数
2025/7/31

1. 問題の内容

3.75n3.75^n の整数部分が3桁であるような整数 nn の個数を求める問題です。ただし、log102=0.3010\log_{10} 2 = 0.3010log103=0.4771\log_{10} 3 = 0.4771 が与えられています。

2. 解き方の手順

まず、3.75=154=3×5223.75 = \frac{15}{4} = \frac{3 \times 5}{2^2} であることに注目します。3.75n3.75^n の整数部分が3桁であるということは、1003.75n<1000100 \leq 3.75^n < 1000 であることを意味します。この不等式の各辺の常用対数をとると、
log10100log10(3.75n)<log101000\log_{10} 100 \leq \log_{10} (3.75^n) < \log_{10} 1000
2nlog103.75<32 \leq n \log_{10} 3.75 < 3
となります。ここで、log103.75=log10154=log10(3×5)log104=log103+log1052log102\log_{10} 3.75 = \log_{10} \frac{15}{4} = \log_{10} (3 \times 5) - \log_{10} 4 = \log_{10} 3 + \log_{10} 5 - 2\log_{10} 2 であり、log105=log10102=log1010log102=1log102\log_{10} 5 = \log_{10} \frac{10}{2} = \log_{10} 10 - \log_{10} 2 = 1 - \log_{10} 2 であることから、
log103.75=log103+(1log102)2log102=log103+13log102\log_{10} 3.75 = \log_{10} 3 + (1 - \log_{10} 2) - 2\log_{10} 2 = \log_{10} 3 + 1 - 3\log_{10} 2
=0.4771+13(0.3010)=0.4771+10.9030=0.5741= 0.4771 + 1 - 3(0.3010) = 0.4771 + 1 - 0.9030 = 0.5741
したがって、20.5741n<32 \leq 0.5741n < 3 となり、各辺を 0.57410.5741 で割ると、
20.5741n<30.5741\frac{2}{0.5741} \leq n < \frac{3}{0.5741}
3.483n<5.2263.483 \leq n < 5.226
となります。 nn は整数なので、n=4,5n = 4, 5 となり、個数は2個です。

3. 最終的な答え

2

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