1から5までの番号が書かれた5枚のカードから、2枚のカードを同時に取り出す。取り出したカードに書かれた2つの数の積の期待値を求める。

確率論・統計学期待値組み合わせ確率
2025/7/31

1. 問題の内容

1から5までの番号が書かれた5枚のカードから、2枚のカードを同時に取り出す。取り出したカードに書かれた2つの数の積の期待値を求める。

2. 解き方の手順

まず、2枚のカードの取り出し方の総数を計算する。これは5枚から2枚を選ぶ組み合わせなので、 5C2_5C_2 で表される。
5C2=5!2!(52)!=5!2!3!=5×42×1=10_5C_2 = \frac{5!}{2!(5-2)!} = \frac{5!}{2!3!} = \frac{5 \times 4}{2 \times 1} = 10
したがって、2枚のカードの取り出し方は10通りある。
次に、それぞれの取り出し方に対する2つの数の積を計算する。
* 1と2: 1×2=21 \times 2 = 2
* 1と3: 1×3=31 \times 3 = 3
* 1と4: 1×4=41 \times 4 = 4
* 1と5: 1×5=51 \times 5 = 5
* 2と3: 2×3=62 \times 3 = 6
* 2と4: 2×4=82 \times 4 = 8
* 2と5: 2×5=102 \times 5 = 10
* 3と4: 3×4=123 \times 4 = 12
* 3と5: 3×5=153 \times 5 = 15
* 4と5: 4×5=204 \times 5 = 20
これらの積の総和を計算する。
2+3+4+5+6+8+10+12+15+20=852 + 3 + 4 + 5 + 6 + 8 + 10 + 12 + 15 + 20 = 85
最後に、期待値を計算するために、積の総和を組み合わせの総数で割る。
E(X)=8510=8.5E(X) = \frac{85}{10} = 8.5

3. 最終的な答え

8. 5

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