3次方程式 $x^3 - 6x + 4 = 0$ の実数解の個数を求める問題です。

解析学三次方程式微分極値グラフ
2025/7/31

1. 問題の内容

3次方程式 x36x+4=0x^3 - 6x + 4 = 0 の実数解の個数を求める問題です。

2. 解き方の手順

3次関数のグラフの概形を調べるために、微分を用いて増減を調べます。
与えられた関数を f(x)=x36x+4f(x) = x^3 - 6x + 4 とします。
f(x)=3x26f'(x) = 3x^2 - 6
f(x)=0f'(x) = 0 となる xx を求めます。
3x26=03x^2 - 6 = 0
3x2=63x^2 = 6
x2=2x^2 = 2
x=±2x = \pm \sqrt{2}
x=2,2x = -\sqrt{2}, \sqrt{2} において極値を持ちます。
x=2x = -\sqrt{2} のとき、
f(2)=(2)36(2)+4=22+62+4=42+4>0f(-\sqrt{2}) = (-\sqrt{2})^3 - 6(-\sqrt{2}) + 4 = -2\sqrt{2} + 6\sqrt{2} + 4 = 4\sqrt{2} + 4 > 0
x=2x = \sqrt{2} のとき、
f(2)=(2)36(2)+4=2262+4=42+4<0f(\sqrt{2}) = (\sqrt{2})^3 - 6(\sqrt{2}) + 4 = 2\sqrt{2} - 6\sqrt{2} + 4 = -4\sqrt{2} + 4 < 0 (なぜなら 2>1\sqrt{2} > 1 より 42>44\sqrt{2} > 4)
f(x)f(x)x=2x = -\sqrt{2} で極大値をとり、x=2x = \sqrt{2} で極小値をとります。
極大値が正、極小値が負であることから、グラフはx軸と3回交わります。
したがって、実数解は3個です。

3. 最終的な答え

3個

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