与えられた級数の収束・発散を判定する問題です。具体的には、以下の2つの級数について判定を行います。 (1) $\sum_{n=1}^{\infty} \frac{2^n + 1}{3^n + 1}$ (2) $\sum_{n=1}^{\infty} \frac{2^n}{n!}$
2025/7/31
1. 問題の内容
与えられた級数の収束・発散を判定する問題です。具体的には、以下の2つの級数について判定を行います。
(1)
(2)
2. 解き方の手順
(1) の場合:
比判定または極限比較判定を用いることを考えます。
とします。
はに近いと予想できるので、と比較することを考えます。は公比がの等比級数であり、なので収束します。
とします。
極限 を計算します。
極限値が0より大きく有限の値であるため、極限比較判定法より、 と の収束・発散は一致します。が収束するので、も収束します。
(2) の場合:
比判定を用いるのが適切です。
とします。
なので、比判定法よりは収束します。
3. 最終的な答え
(1) は収束する。
(2) は収束する。