3次方程式 $2x^3 - 3x^2 - 12x - a = 0$ が異なる3つの実数解を持つような $a$ の値の範囲を求める問題です。

代数学3次方程式微分極値実数解グラフ
2025/7/31

1. 問題の内容

3次方程式 2x33x212xa=02x^3 - 3x^2 - 12x - a = 0 が異なる3つの実数解を持つような aa の値の範囲を求める問題です。

2. 解き方の手順

与えられた方程式を f(x)=2x33x212xf(x) = 2x^3 - 3x^2 - 12x とすると、f(x)=af(x) = a となります。
3次関数 y=f(x)y = f(x) のグラフを描き、y=ay = a との交点が3つとなるような aa の範囲を求めればよいです。
まず、f(x)f(x) の導関数 f(x)f'(x) を計算します。
f(x)=6x26x12=6(x2x2)=6(x2)(x+1)f'(x) = 6x^2 - 6x - 12 = 6(x^2 - x - 2) = 6(x - 2)(x + 1)
f(x)=0f'(x) = 0 となるのは x=2,1x = 2, -1 のときです。
したがって、f(x)f(x)x=1x = -1 で極大値、 x=2x = 2 で極小値を取ります。
f(1)=2(1)33(1)212(1)=23+12=7f(-1) = 2(-1)^3 - 3(-1)^2 - 12(-1) = -2 - 3 + 12 = 7
f(2)=2(2)33(2)212(2)=161224=20f(2) = 2(2)^3 - 3(2)^2 - 12(2) = 16 - 12 - 24 = -20
f(x)=af(x) = a が異なる3つの実数解を持つためには、
極大値と極小値の間に aa が存在する必要があります。
つまり、f(2)<a<f(1)f(2) < a < f(-1) となる必要があります。
したがって、20<a<7-20 < a < 7 となります。

3. 最終的な答え

20<a<7-20 < a < 7

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