ある中学校の昨年度の生徒数は、男子が女子より10人少なかった。今年度は、男子は昨年度より5%増加し、女子は4%減少した結果、男子が女子より3人多くなった。昨年度の男子の生徒数を $x$ 人、女子の生徒数を $y$ 人として、以下の問いに答える。 (1) 連立方程式を作れ。 (2) 昨年度の男子と女子の生徒数をそれぞれ求めよ。
2025/7/31
## 問題3
1. **問題の内容**
ある中学校の昨年度の生徒数は、男子が女子より10人少なかった。今年度は、男子は昨年度より5%増加し、女子は4%減少した結果、男子が女子より3人多くなった。昨年度の男子の生徒数を 人、女子の生徒数を 人として、以下の問いに答える。
(1) 連立方程式を作れ。
(2) 昨年度の男子と女子の生徒数をそれぞれ求めよ。
2. **解き方の手順**
(1) 昨年度の生徒数に関する条件より、以下の式が得られる。
今年度の生徒数に関する条件より、以下の式が得られる。
これらを連立方程式としてまとめる。
(2) (1)で求めた連立方程式を解く。まず、一つ目の式を二つ目の式に代入する。
これを解くと、
次に、 に を代入する。
したがって、昨年度の男子生徒数は140人、女子生徒数は150人である。
3. **最終的な答え**
(1)
$\begin{cases}
x = y - 10 \\
1.05x = 0.96y + 3
\end{cases}$
(2) 男子: 140人、女子: 150人
## 問題4
1. **問題の内容**
ハンバーグとシチューを作るための材料の分量(たまねぎと肉)が与えられている。Cさんがこの分量に従ってハンバーグとシチューを作ったところ、たまねぎを210g、肉を490g使用した。ハンバーグを 人分、シチューを 人分として、連立方程式を作り、それぞれの人数を求めよ。
| メニュー | たまねぎ (g) | 肉 (g) |
| :--------- | :----------- | :----- |
| ハンバーグ | 20 | 80 |
| シチュー | 30 | 50 |
2. **解き方の手順**
たまねぎの使用量に関する式:
肉の使用量に関する式:
これらを連立方程式として解く。まず、上の式を2倍し、下の式から引く。
下の式を2倍する。
上の式から引く
これは解けない
最初の式を簡単にする
二番目の式を簡単にする
を4倍する
からを引く
にを代入する
3. **最終的な答え**
式:
$\begin{cases}
20x + 30y = 210 \\
80x + 50y = 490
\end{cases}$
ハンバーグ: 3人分
シチュー: 5人分
## 問題5
1. **問題の内容**
ある人が家からA停留所まで歩き、そこで4分間待ち、バスに乗ってB停留所まで行った。B停留所に到着したのは家を出てから10分後であった。帰りはバスに乗らず、同じ道を逆にB停留所から家まで歩いたところ28分かかった。歩きは分速60m、バスは時速30kmとする。家からA停留所までの距離を m、A停留所からB停留所までの距離を mとする。
(1) 、 の連立方程式を作れ。
(2) A停留所からB停留所までの距離を求めよ。
2. **解き方の手順**
(1) 行きにかかった時間に関する式:
家からA停留所まで歩く時間: 分
A停留所で待つ時間:4分
A停留所からB停留所までバスに乗る時間: 分
合計時間:10分
したがって、
帰りに歩いた時間に関する式:
B停留所からA停留所まで歩く時間: 分
A停留所から家まで歩く時間: 分
合計時間:28分
したがって、
これらを連立方程式としてまとめる。
(2) (1)で求めた連立方程式を解く。まず、一つ目の式を整理する。
二つ目の式を整理する。
これを に代入する。
3. **最終的な答え**
(1)
$\begin{cases}
x/60 + 4 + y/500 = 10 \\
x/60 + y/60 = 28
\end{cases}$
(2) 1500 m