## 数学の問題の解答
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1. 問題の内容
与えられた問題は以下の3つの小問から構成されています。
1. 6人の生徒を3人、2人、1人のグループに分ける方法の数、3人ずつの2つのグループに分ける方法の数、2人ずつの3つのグループに分ける方法の数をそれぞれ求める問題。
2. 5人の学生を2つの教室A,Bに配分する方法の総数、どちらか一方の教室に5人全員を配分する方法の数、そしてA,B両方の教室に少なくとも1人以上の学生を配分する方法の数を求める問題。
3. 数直線上の点Pに対し、サイコロを投げて1か2が出れば右へ2進み、それ以外が出れば左へ1進むとき、6回サイコロを投げて原点に戻る確率を求める問題。ただし、点Pは原点Oから出発するものとします。1または2の目が合計12回出たとき、原点に戻ります。
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2. 解き方の手順
#### 【1】グループ分けの問題
* **3人、2人、1人のグループ分け**
6人から3人を選ぶ組み合わせは通り。残りの3人から2人を選ぶ組み合わせは通り。最後に残った1人は自動的に決まるので通り。
したがって、求める場合の数は、
通り
* **3人ずつの2つのグループ分け**
6人から3人を選ぶ組み合わせは通り。残りの3人は自動的に決まります。ただし、グループの区別はないので、2!で割る必要があります。
したがって、求める場合の数は、
通り
* **2人ずつの3つのグループ分け**
6人から2人を選ぶ組み合わせは通り。残りの4人から2人を選ぶ組み合わせは通り。最後に残った2人は自動的に決まります。グループの区別はないので、3!で割る必要があります。
したがって、求める場合の数は、
通り
#### 【2】部屋への配分
* **空室があっても良い場合の配分**
各学生は教室A,Bのどちらかを選ぶことができるので、5人の学生それぞれについて2通りの選択肢があります。したがって、求める場合の数は、通り
* **どちらかの教室に全員が入る場合の配分**
5人全員が教室Aに入る場合と、5人全員が教室Bに入る場合の2通り。
* **少なくとも1人が各教室に配分される場合**
これは、空室がある場合を除いた場合の数なので、通り
#### 【3】確率の問題
* **原点に戻る条件**
サイコロを6回投げて原点に戻るためには、右へ進む回数(1か2の目が出る回数)を、左へ進む回数(3,4,5,6の目が出る回数)をとすると、
(原点に戻る条件)
(サイコロを投げる回数)
この2つの式を解くと、より、となります。つまり、1か2の目が2回、3,4,5,6の目が4回出れば原点に戻れます。
* **確率の計算**
サイコロを1回投げて1か2の目が出る確率は。3,4,5,6の目が出る確率は。
6回サイコロを投げて1か2の目が2回、3,4,5,6の目が4回出る確率は、二項定理より、
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3. 最終的な答え
【1】
* 3人、2人、1人のグループに分ける方法は 60 通り。
* 3人ずつの2グループに分ける方法は 10 通り。
* 2人ずつの3グループに分ける方法は 15 通り。
【2】
* 5人を2つの教室に配分する方法は 32 通り。
* どちらか一方の教室に5人全てを配分する方法は 2 通り。
* A,Bどちらの教室にも少なくとも1人の学生を配分する方法は 30 通り。
【3】
* 原点に戻る確率は 。