2直線 $x=1$、$y=2$ を漸近線とし、点 $(2,1)$ を通る双曲線をグラフとする関数を $y = \frac{ax+b}{cx+d}$ の形で表す。

代数学双曲線漸近線分数関数グラフ関数
2025/7/31

1. 問題の内容

2直線 x=1x=1y=2y=2 を漸近線とし、点 (2,1)(2,1) を通る双曲線をグラフとする関数を y=ax+bcx+dy = \frac{ax+b}{cx+d} の形で表す。

2. 解き方の手順

漸近線が x=1x=1y=2y=2であることから、関数は
y=a(x1)+2(cx+d)cx+d=(a+2c)x+(2da)cx+dy = \frac{a(x-1) + 2(cx+d)}{cx+d} = \frac{(a+2c)x + (2d-a)}{cx+d}
と表せる。元の式と係数を比較して、a+2c=aa+2c = a, 2da=b2d-a=b がわかる。
x=1x=1 が漸近線であることから、cx+d=0cx+d=0 となる xxx=1x=1 である。
したがって、c(1)+d=0c(1)+d=0、すなわち c=dc=-d である。
y=2y=2 が漸近線であることから、limxax+bcx+d=ac=2\lim_{x \to \infty} \frac{ax+b}{cx+d} = \frac{a}{c} = 2 となる。
したがって、a=2ca = 2c である。
y=ax+bcx+dy = \frac{ax+b}{cx+d} は、漸近線が x=1x=1, y=2y=2 であることから、
y=kx1+2y = \frac{k}{x-1} + 2 と表せる。ここで kk は定数である。
このグラフが点 (2,1)(2,1) を通るので、
1=k21+21 = \frac{k}{2-1} + 2
1=k+21 = k + 2
k=1k = -1
したがって、y=1x1+2=1+2(x1)x1=1+2x2x1=2x3x1y = \frac{-1}{x-1} + 2 = \frac{-1+2(x-1)}{x-1} = \frac{-1+2x-2}{x-1} = \frac{2x-3}{x-1}
よって、a=2,b=3,c=1,d=1a=2, b=-3, c=1, d=-1 である。

3. 最終的な答え

y=2x3x1y = \frac{2x-3}{x-1}

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