与えられた度数分布表をもとに、以下の3つの問題を解きます。 (1) 最頻値(モード)を求めます。 (2) 20分以上25分未満の階級の相対度数を求めます。 (3) 生徒25人の通学時間の平均を求めます。

確率論・統計学度数分布最頻値相対度数平均
2025/7/31

1. 問題の内容

与えられた度数分布表をもとに、以下の3つの問題を解きます。
(1) 最頻値(モード)を求めます。
(2) 20分以上25分未満の階級の相対度数を求めます。
(3) 生徒25人の通学時間の平均を求めます。

2. 解き方の手順

(1) 最頻値(モード)を求める。
度数分布表の中で、最も度数の大きい階級を探します。その階級の階級値が最頻値(モード)です。表から、度数が最も大きい階級は10~15分で、その度数は7人です。したがって、最頻値は10~15分の階級値である12.5分です。
(2) 20分以上25分未満の階級の相対度数を求める。
20分以上25分未満の階級の度数は4人です。相対度数は、その階級の度数を全体の度数で割ったものです。
全体の度数は25人なので、相対度数は 4/25=0.164/25 = 0.16 となります。
(3) 生徒25人の通学時間の平均を求める。
各階級の階級値に度数を掛け、それらを合計して、生徒数で割ることで平均を求めます。
階級値と度数の積は以下の通りです。
0~5分: 2.5×1=2.52.5 \times 1 = 2.5
5~10分: 7.5×5=37.57.5 \times 5 = 37.5
10~15分: 12.5×7=87.512.5 \times 7 = 87.5
15~20分: 17.5×6=10517.5 \times 6 = 105
20~25分: 22.5×4=9022.5 \times 4 = 90
25~30分: 27.5×2=5527.5 \times 2 = 55
これらの合計は、2.5+37.5+87.5+105+90+55=377.52.5 + 37.5 + 87.5 + 105 + 90 + 55 = 377.5 です。
平均は 377.5/25=15.1377.5 / 25 = 15.1 分です。

3. 最終的な答え

(1) 最頻値:12.5分
(2) 20分以上25分未満の階級の相対度数:0.16
(3) 平均:15.1分

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