## 問題の解答
1. 問題の内容
3. KANAGAWAの8文字の並べ方に関する問題。
4. 高校生5人、中学生4人の9人から何人かを選ぶ場合の数や、グループ分けの問題。
5. 図のような道で、PからQまでの最短経路の数を求める問題。
以下、それぞれの問題について解答します。
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3. KANAGAWAの8文字の並べ方**
(1) 1列に並べるとき、異なる並べ方
KANAGAWAの8文字には、Aが3つ、Nが2つ含まれています。よって、並べ方の総数は、同じものを含む順列の公式より、
(2) 1列に並べるとき、両端にAがくる並べ方
両端にAを配置すると、残りの6文字(K, N, G, W, N, A)を並べることになります。
この6文字にはNが2つ含まれているので、並べ方は、
(3) 1列に並べるとき、Aが隣り合わない並べ方
まず、A以外の5文字(K, N, G, W, N)を並べます。これらは 通り。
次に、この5文字の間の6つの隙間にAを3つ配置します。これは 通り。
よって、並べ方の総数は、
(4) 1列に並べるとき、K, N, G, Wがこの順にある並べ方
まず、K, N, G, W以外の4文字(A, A, A, N)を並べる場所を8箇所から選びます。残りの4箇所にK, N, G, Wをこの順番に配置します。
K, N, G, W以外の4文字を並べる組み合わせは、 通り。
そして、4文字(A, A, A, N)の並べ方は 通り。
よって、並べ方の総数は、
(5) 円形に並べるとき、Aすべてが隣り合う並べ方
Aを一つの塊として考えると、塊とK, N, G, W, Nの合計6個を円形に並べることになります。
円順列の公式より、並べ方は 通り。
さらに、Nが2つあるので、 通り。
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3. 最終的な答え**
(1) 3360通り
(2) 360通り
(3) 1200通り
(4) 280通り
(5) 60通り
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4. 高校生と中学生の選び方**
(1) 9人から4人を選ぶとき
① 高校生2人, 中学生2人
高校生5人から2人を選ぶのは 通り。
中学生4人から2人を選ぶのは 通り。
よって、選び方の総数は、
② 少なくとも1人は中学生
全体の選び方()から、高校生のみを選ぶ選び方()を引けばよい。
よって、選び方の総数は、
③ 高校生を2人以上選ぶ
全体の選び方から、高校生が0人または1人となる選び方を引けばよい。
高校生0人: 通り
高校生1人: 通り
全体の選び方: 通り
よって、選び方の総数は、
④ ある特定の2人a, bがともに選ばれる
aとbが選ばれることは決定しているので、残りの2人を選ぶ。残りの7人から2人を選ぶので、
(2) 9人を次のような組に分ける分け方
① A, Bの2組 (各組に1人以上入る)
9人からAに入れる人を選ぶ方法を考える。Aに入れる人数は1人から8人まで考えられる。
よって、
② 4人, 3人, 2人の3組
9人から4人を選び、残りの5人から3人を選び、最後に残った2人を2人の組に入れる。
③ 3人ずつの3組
9人から3人を選び、残りの6人から3人を選び、最後に残った3人を3人の組に入れる。ただし、組に区別がないので、3!で割る必要がある。
④ 2人, 2人, 5人の3組
9人から5人を選び、残りの4人から2人を選び、最後に残った2人を2人の組に入れる。ただし、2人の組が2つあるので、2!で割る必要がある。
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4. 最終的な答え**
(1) ① 60通り, ② 121通り, ③ 105通り, ④ 21通り
(2) ① 510通り, ② 1260通り, ③ 280通り, ④ 378通り
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5. PからQまでの最短経路**
(1) Rを通って行く
PからRまでの最短経路は、右に1回、上に2回進むので、 通り。
RからQまでの最短経路は、右に3回、上に2回進むので、 通り。
よって、PからRを通ってQまでの最短経路は、
(2) ×印の箇所は通らないで行く
PからQまでのすべての最短経路は、右に4回、上に4回進むので、 通り。
Pから×印を通ってQまでの最短経路は、
Pから×印:右に2回、上に1回なので、 通り。
×印からQ:右に2回、上に3回なので、 通り。
よって、Pから×印を通ってQまでの最短経路は、
通り。
PからQまでの経路から、×印を通る経路を引くと、×印を通らない経路が得られる。
したがって、 通り
(3) Rを通り、×印の箇所は通らないで行く
PからRまでの経路は3通り。
RからQまでの経路は10通り。
Rから×印を通ってQまでの経路は、Rから×印へは1通り、×印からQへは10通りなので、 通り。
したがって、Rを通り、×印を通らない経路は、
Rを通る経路(30通り)からRを通って×印を通る経路(3 * 10 = 30通りの一部)を引けばよい。Rから×印を通ってQへ行く経路は、PからRへ行く経路によらず10通りである。よって、通り
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5. 最終的な答え**
(1) 30通り
(2) 40通り
(3) 27通り