$y = e^{-x}$ の第 $n$ 次導関数を求める問題です。ここで、$n$ は自然数です。

解析学微分指数関数導関数高階導関数
2025/7/31

1. 問題の内容

y=exy = e^{-x} の第 nn 次導関数を求める問題です。ここで、nn は自然数です。

2. 解き方の手順

まず、いくつか導関数を計算して、規則性を見つけます。
1階微分:
y=ddxex=exy' = \frac{d}{dx} e^{-x} = -e^{-x}
2階微分:
y=ddx(ex)=exy'' = \frac{d}{dx} (-e^{-x}) = e^{-x}
3階微分:
y=ddx(ex)=exy''' = \frac{d}{dx} (e^{-x}) = -e^{-x}
4階微分:
y(4)=ddx(ex)=exy^{(4)} = \frac{d}{dx} (-e^{-x}) = e^{-x}
このように、yy を微分すると、exe^{-x}1-1 が掛けられるか掛けられないかの繰り返しになります。
nn が奇数のとき、導関数は ex-e^{-x} となり、nn が偶数のとき、導関数は exe^{-x} となることがわかります。
これは、(1)nex(-1)^n e^{-x} と表すことができます。

3. 最終的な答え

y(n)=(1)nexy^{(n)} = (-1)^n e^{-x}

「解析学」の関連問題

関数 $y = 3\sin\theta - 2\cos\theta$ について、以下の問いに答える問題です。 (1) $y = r\sin(\theta + \alpha)$ (ただし、$r > 0$...

三角関数の合成最大値最小値三角関数
2025/8/1

定積分 $\int_{-1}^{1} \frac{1}{x^2 + 1} dx$ を計算します。

定積分積分arctan三角関数
2025/8/1

与えられた4つの定積分を計算します。 (1) $\int_1^2 2x(x^2+1)^3 dx$ (2) $\int_1^2 \frac{x^2-2x}{x^3-3x^2+1}dx$ (3) $\in...

定積分置換積分
2025/8/1

与えられた曲線上の点Aにおける接線と法線の方程式を求める問題です。今回は、(1) $y = x^3 - 3x^2 + 1$ における点 $A(3, 1)$ について、接線と法線の方程式を求めます。

微分接線法線関数の微分導関数
2025/8/1

放物線 $y=x^2-4x+3$ 上の点 A(0, 3) と B(6, 15) における接線をそれぞれ $l, m$ とする。この放物線と直線 AB によって囲まれる面積を S、この放物線と $l, ...

積分放物線接線面積
2025/8/1

数列 $\{a_n\}$ の第 $n$ 項が $a_n = \left(\frac{1}{3}\right)^n \sin \frac{n\pi}{2}$ で与えられ、 $S_n = a_1 + a_...

数列無限級数極限複素数等比数列
2025/8/1

点(1,3)を通る直線 $l$ と放物線 $y=x^2$ で囲まれる図形の面積 $S$ の最小値を求める問題です。

積分面積放物線最大・最小
2025/8/1

与えられた関数の微分を求める問題です。具体的には、次の関数について$dy/dx$を求めます。 (4) $y = e^{2x+3} \cos x$ (5) $y = (\sin x)^{\tan x}$...

微分合成関数の微分積の微分対数微分法微分積分学の基本定理
2025/8/1

関数 $y = x\sqrt{1+x^2}$ が与えられたとき、微分方程式 $(1+x^2)y'' + xy' = 4y$ が成り立つことを証明する。

微分微分方程式導関数
2025/8/1

直線 $y = mx$ と放物線 $y = 3x - x^2$ で囲まれる図形の面積を $S_1$ とする。また、放物線 $y = 3x - x^2$ と $x$ 軸で囲まれる図形の面積を $S_2$...

積分面積放物線直線
2025/8/1