与えられた曲線上の点Aにおける接線と法線の方程式を求める問題です。今回は、(1) $y = x^3 - 3x^2 + 1$ における点 $A(3, 1)$ について、接線と法線の方程式を求めます。

解析学微分接線法線関数の微分導関数
2025/8/1

1. 問題の内容

与えられた曲線上の点Aにおける接線と法線の方程式を求める問題です。今回は、(1) y=x33x2+1y = x^3 - 3x^2 + 1 における点 A(3,1)A(3, 1) について、接線と法線の方程式を求めます。

2. 解き方の手順

(1) まず、与えられた関数を微分して、導関数を求めます。
y=x33x2+1y = x^3 - 3x^2 + 1
y=3x26xy' = 3x^2 - 6x
次に、点A(3, 1)における傾きを求めるため、yy'x=3x = 3 を代入します。
y(3)=3(3)26(3)=2718=9y'(3) = 3(3)^2 - 6(3) = 27 - 18 = 9
接線の傾きは9です。したがって、点(3, 1)における接線の方程式は、
y1=9(x3)y - 1 = 9(x - 3)
y=9x27+1y = 9x - 27 + 1
y=9x26y = 9x - 26
法線は接線と直交するため、法線の傾きは接線の傾きの逆数に-1を掛けたものになります。すなわち、法線の傾きは 1/9-1/9です。
したがって、点(3, 1)における法線の方程式は、
y1=19(x3)y - 1 = -\frac{1}{9}(x - 3)
y=19x+13+1y = -\frac{1}{9}x + \frac{1}{3} + 1
y=19x+43y = -\frac{1}{9}x + \frac{4}{3}

3. 最終的な答え

(1) 接線:y=9x26y = 9x - 26
(1) 法線:y=19x+43y = -\frac{1}{9}x + \frac{4}{3}

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