(1) 直線 AB の方程式を求める。
A(0, 3) と B(6, 15) を通る直線の傾きは、(15−3)/(6−0)=12/6=2。 切片は3なので、直線 AB の方程式は y=2x+3。 (2) 放物線 y=x2−4x+3 と直線 y=2x+3 で囲まれた面積 S を求める。 x2−4x+3=2x+3 を解くと、x2−6x=0 より x(x−6)=0。 面積 S は、∫06(2x+3−(x2−4x+3))dx=∫06(−x2+6x)dx=[−31x3+3x2]06=−31(63)+3(62)=−72+108=36。 (3) 放物線上の点 A(0, 3) における接線 l の方程式を求める。
y=x2−4x+3 より、y′=2x−4。 A(0, 3) における接線の傾きは、y′(0)=2(0)−4=−4。 よって、接線 l の方程式は、y−3=−4(x−0) より、y=−4x+3。 (4) 放物線上の点 B(6, 15) における接線 m の方程式を求める。
B(6, 15) における接線の傾きは、y′(6)=2(6)−4=8。 よって、接線 m の方程式は、y−15=8(x−6) より、y=8x−33。 (5) 接線 l と m の交点の x 座標を求める。
−4x+3=8x−33 より、12x=36。よって、x=3。 交点の y 座標は、y=−4(3)+3=−9。 交点は (3, -9)。
(6) 放物線 y=x2−4x+3 と接線 l で囲まれた面積を S1 とする。 x2−4x+3=−4x+3 より、x2=0。よって、x=0。 この放物線と接線 l は x = 0 で接している。
S1=∫03(−4x+3−(x2−4x+3))dx=∫03(−x2)dx=[−31x3]03=−31(33)=−9 面積なので S1=∣−9∣=9 (7) 放物線 y=x2−4x+3 と接線 m で囲まれた面積を S2 とする。 x2−4x+3=8x−33 より、x2−12x+36=0。よって、(x−6)2=0 で、x=6。 この放物線と接線 m は x = 6 で接している。
S2=∫36(8x−33−(x2−4x+3))dx=∫36(−x2+12x−36)dx=[−31x3+6x2−36x]36=(−31(63)+6(62)−36(6))−(−31(33)+6(32)−36(3))=(−72+216−216)−(−9+54−108)=−72−(−63)=−72+63=−9 面積なので S2=∣−9∣=9 したがって T=S1+S2=∫03−x2dx+∫36(−x2+12x−36)dx=∣−9∣+∣−9∣=9+9=18 T = 18
(8) T/S を計算する。
T/S=18/36=1/2。