曲線 $y = x^3 + 2$ 上にない点 $(0, 18)$ から引かれた接線の方程式と、接点の座標を求める。

解析学微分接線曲線方程式
2025/7/31

1. 問題の内容

曲線 y=x3+2y = x^3 + 2 上にない点 (0,18)(0, 18) から引かれた接線の方程式と、接点の座標を求める。

2. 解き方の手順

(1) 接点の座標を (t,t3+2)(t, t^3 + 2) とおく。
(2) y=x3+2y = x^3 + 2 を微分すると y=3x2y' = 3x^2 である。
(3) よって、接点 (t,t3+2)(t, t^3 + 2) における接線の傾きは 3t23t^2 となる。
(4) 接線の方程式は y(t3+2)=3t2(xt)y - (t^3 + 2) = 3t^2 (x - t) と表せる。
(5) この接線が点 (0,18)(0, 18) を通ることから、 18(t3+2)=3t2(0t)18 - (t^3 + 2) = 3t^2 (0 - t) が成り立つ。
(6) これを整理すると、 16t3=3t316 - t^3 = -3t^3 となり、2t3=162t^3 = -16 から t3=8t^3 = -8 となる。
(7) よって t=2t = -2 である。
(8) 接点の座標は (2,(2)3+2)=(2,8+2)=(2,6)(-2, (-2)^3 + 2) = (-2, -8 + 2) = (-2, -6) となる。
(9) 接線の方程式は y(6)=3(2)2(x(2))y - (-6) = 3(-2)^2 (x - (-2))、すなわち y+6=12(x+2)y + 6 = 12(x + 2) となる。
(10) これを整理すると、y=12x+246y = 12x + 24 - 6 より、y=12x+18y = 12x + 18 となる。

3. 最終的な答え

接線の方程式は y=12x+18y = 12x + 18 であり、接点の座標は (2,6)(-2, -6) である。

「解析学」の関連問題

関数 $y = 3\sin\theta - 2\cos\theta$ について、以下の問いに答える問題です。 (1) $y = r\sin(\theta + \alpha)$ (ただし、$r > 0$...

三角関数の合成最大値最小値三角関数
2025/8/1

定積分 $\int_{-1}^{1} \frac{1}{x^2 + 1} dx$ を計算します。

定積分積分arctan三角関数
2025/8/1

与えられた4つの定積分を計算します。 (1) $\int_1^2 2x(x^2+1)^3 dx$ (2) $\int_1^2 \frac{x^2-2x}{x^3-3x^2+1}dx$ (3) $\in...

定積分置換積分
2025/8/1

与えられた曲線上の点Aにおける接線と法線の方程式を求める問題です。今回は、(1) $y = x^3 - 3x^2 + 1$ における点 $A(3, 1)$ について、接線と法線の方程式を求めます。

微分接線法線関数の微分導関数
2025/8/1

放物線 $y=x^2-4x+3$ 上の点 A(0, 3) と B(6, 15) における接線をそれぞれ $l, m$ とする。この放物線と直線 AB によって囲まれる面積を S、この放物線と $l, ...

積分放物線接線面積
2025/8/1

数列 $\{a_n\}$ の第 $n$ 項が $a_n = \left(\frac{1}{3}\right)^n \sin \frac{n\pi}{2}$ で与えられ、 $S_n = a_1 + a_...

数列無限級数極限複素数等比数列
2025/8/1

点(1,3)を通る直線 $l$ と放物線 $y=x^2$ で囲まれる図形の面積 $S$ の最小値を求める問題です。

積分面積放物線最大・最小
2025/8/1

与えられた関数の微分を求める問題です。具体的には、次の関数について$dy/dx$を求めます。 (4) $y = e^{2x+3} \cos x$ (5) $y = (\sin x)^{\tan x}$...

微分合成関数の微分積の微分対数微分法微分積分学の基本定理
2025/8/1

関数 $y = x\sqrt{1+x^2}$ が与えられたとき、微分方程式 $(1+x^2)y'' + xy' = 4y$ が成り立つことを証明する。

微分微分方程式導関数
2025/8/1

直線 $y = mx$ と放物線 $y = 3x - x^2$ で囲まれる図形の面積を $S_1$ とする。また、放物線 $y = 3x - x^2$ と $x$ 軸で囲まれる図形の面積を $S_2$...

積分面積放物線直線
2025/8/1