曲面 $z = x^3y^2$ 上の点 $(1, 1, 1)$ における接平面の方程式を求める問題です。

解析学偏微分接平面多変数関数微分
2025/4/5

1. 問題の内容

曲面 z=x3y2z = x^3y^2 上の点 (1,1,1)(1, 1, 1) における接平面の方程式を求める問題です。

2. 解き方の手順

接平面の方程式は、一般的に次の形で表されます。
zz0=fx(x0,y0)(xx0)+fy(x0,y0)(yy0)z - z_0 = f_x(x_0, y_0)(x - x_0) + f_y(x_0, y_0)(y - y_0)
ここで、
- (x0,y0,z0)(x_0, y_0, z_0) は接点
- fx(x,y)f_x(x, y)z=f(x,y)z = f(x, y)xx に関する偏微分
- fy(x,y)f_y(x, y)z=f(x,y)z = f(x, y)yy に関する偏微分
まず、z=x3y2z = x^3y^2xx で偏微分します。
fx(x,y)=3x2y2f_x(x, y) = 3x^2y^2
次に、z=x3y2z = x^3y^2yy で偏微分します。
fy(x,y)=2x3yf_y(x, y) = 2x^3y
接点 (1,1,1)(1, 1, 1) における偏微分の値を計算します。
fx(1,1)=3(1)2(1)2=3f_x(1, 1) = 3(1)^2(1)^2 = 3
fy(1,1)=2(1)3(1)=2f_y(1, 1) = 2(1)^3(1) = 2
したがって、接平面の方程式は次のようになります。
z1=3(x1)+2(y1)z - 1 = 3(x - 1) + 2(y - 1)
z1=3x3+2y2z - 1 = 3x - 3 + 2y - 2
z=3x+2y32+1z = 3x + 2y - 3 - 2 + 1
z=3x+2y4z = 3x + 2y - 4

3. 最終的な答え

z=3x+2y4z = 3x + 2y - 4
選択肢 [1] が正解です。

「解析学」の関連問題

関数 $f(x) = x[x]$ の $x=0$ と $x=1$ における連続性を調べる問題です。ここで、$[x]$ は $x$ を超えない最大の整数(ガウス記号)を表します。

関数の連続性極限ガウス記号関数の評価
2025/5/14

関数 $y = \log(1+x)$ の第 $n$ 次導関数を求める問題です。ただし、対数は自然対数とします。

導関数対数関数微分
2025/5/14

2変数関数 $z = e^{ax-y}$ が与えられたとき、$\frac{\partial^2 z}{\partial x^2} + \frac{\partial^2 z}{\partial y^2}...

偏微分2変数関数偏微分方程式
2025/5/14

関数 $y = \log(1+x)$ の第n次導関数を求める問題です。ただし、対数は自然対数とします。

導関数対数関数微分一般式
2025/5/14

与えられた2つの微分方程式の一般解を求める問題です。 (1) $\frac{dy}{dx} = \frac{3x - 2y}{2x + y}$ (2) $\frac{dy}{dx} = \frac{3...

微分方程式同次形変数分離法積分
2025/5/14

与えられた3つの二変数関数 $f(x, y)$ について、それぞれの偏導関数 $\frac{\partial f}{\partial x}$ と $\frac{\partial f}{\partial...

偏微分多変数関数微分
2025/5/14

与えられた式 $y = e^{\log 2} + 2e^{-\log 2}$ を簡略化して、$y$ の値を求めます。ここで、対数は自然対数 (底が $e$) であると仮定します。

指数関数対数関数式の簡略化自然対数
2025/5/14

次の極限を計算します。 $\lim_{x \to 0} \frac{\sin 3x - \sin x}{x}$

極限三角関数sin微分
2025/5/14

$\lim_{x \to 0} \frac{\sin(x)}{x} = 1$ を示してください。

極限三角関数挟みうちの原理ロピタルの定理
2025/5/14

次の極限を求めます。 $\lim_{x \to 0} x \sin(2/x)$

極限はさみうちの原理三角関数
2025/5/14