まず、三角形の内角の和は 180∘ であることを利用します。 ∠ABC の大きさを求める必要があります。 ∠ACB=2×∠ICA=2×22∘=44∘ です。 なぜなら、内心Iは角の二等分線の交点だからです。
三角形ABCにおいて、∠BAC+∠ABC+∠ACB=180∘ より、 66∘+∠ABC+44∘=180∘ ∠ABC=180∘−66∘−44∘=70∘ 次に、三角形の内接円の性質から、内接円の中心から接点に向かう線分は、その接点がある辺に対して垂直になります。
したがって、∠IPC=90∘です。 なぜなら、点Pは内接円と辺BCとの接点だからです。
また、内心は角の二等分線の交点なので、∠IBC=∠ABC/2=70∘/2=35∘ です。 三角形BIPにおいて、∠BIP=180∘−∠IBP−∠IPBが成り立ちます。 ∠IPB=∠IPCです。 したがって、
∠IPB=90∘ です。 よって、∠BIP=180∘−35∘−90∘=55∘です。 ∠P=∠BICについて考えます。 ∠BIC=180∘−∠IBC−∠ICB=180∘−35∘−22∘=123∘ 内接円を持つ三角形において、∠BIC=90∘+2∠BAC が成立します。 ∠BIC=90∘+266∘=90∘+33∘=123∘ 問題文から∠P=∠BICと判断できます。