2つの円が接しており、点Pが接点である図において、角$\theta$の大きさを求める問題です。円周角$\angle CPD = 45^\circ$と$\angle BPA = 55^\circ$が与えられています。

幾何学円周角角度図形
2025/7/31

1. 問題の内容

2つの円が接しており、点Pが接点である図において、角θ\thetaの大きさを求める問題です。円周角CPD=45\angle CPD = 45^\circBPA=55\angle BPA = 55^\circが与えられています。

2. 解き方の手順

円周角の定理より、CPD=45\angle CPD = 45^\circなので、CBD=45\angle CBD = 45^\circとなります。
また、BPA=55\angle BPA = 55^\circです。
三角形BPDにおいて、BPD+PBD+BDP=180\angle BPD + \angle PBD + \angle BDP = 180^\circです。
BPD=18055=125\angle BPD = 180^\circ - 55^\circ = 125^\circとなります。
円周角の定理より、BDP=BCD\angle BDP = \angle BCDです。よってBDP=BCD\angle BDP = \angle BCD
APB=55\angle APB=55^\circより、対頂角であるCPD=55\angle CPD=55^\circとなります。これは与えられたCPD=45\angle CPD=45^\circと矛盾します。つまり、図は正確ではありません。しかし、図の状況を維持して解を求めます。
三角形BPDにおいて、
BPD+PBD+BDP=180\angle BPD + \angle PBD + \angle BDP = 180^\circ
BPD=18055=125\angle BPD = 180^\circ - 55^\circ = 125^\circ (これは図の左側の円の接線と弦による角の性質を使っている)
PBD=CBD=45\angle PBD = \angle CBD = 45^\circ
よって、BDP=18012545=10\angle BDP = 180^\circ - 125^\circ - 45^\circ = 10^\circ
ADB=10\angle ADB=10^\circ
BPA=55\angle BPA = 55^\circよりBDA=45\angle BDA = 45^\circ (図が不正確であるために円周角の定理が使えない)
したがって、BDA\angle BDAが10度の時は、APB=55\angle APB = 55^\circが成り立つように図が修正される。
ここで、弧BDに対する円周角がBAD\angle BADBCD\angle BCDであるため、これらが等しい。
BCD=45\angle BCD=45^\circより、BAD=45\angle BAD=45^\circ
BAD=θ=4555=10\angle BAD=\theta=45^\circ-55^\circ = -10^\circ となってしまう。
よって、BDA=45\angle BDA = 45^\circ は成立しない。
別の方法で解く。
点Pにおける2円の共通接線を引く。
PBA=PCD\angle PBA = \angle PCD
BPA=55,PCD=45\angle BPA = 55^\circ, \angle PCD = 45^\circ
PBA=45\angle PBA = 45^\circとなる。
三角形ABPの内角の和は180度であるから、
θ+55+45=180\theta + 55^\circ + 45^\circ = 180^\circ
θ=1805545=80\theta = 180^\circ - 55^\circ - 45^\circ = 80^\circ

3. 最終的な答え

θ=80\theta = 80^\circ

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