1. 問題の内容
問題は、図に示すように、OA = AB = BC = CDが成り立つとき、角Oの大きさ を求める問題です。ただし、角BCDは90度です。
2. 解き方の手順
まず、OA = ABより、三角形OABは二等辺三角形なので、角OAB = 角OBAとなります。角Oはなので、角OAB = 角OBA = (180 - )/2 = 90 - /2となります。
次に、AB = BCより、三角形ABCも二等辺三角形なので、角BAC = 角BCAとなります。
角ABC = 180 - 角OBA = 180 - (90 - /2) = 90 + /2です。
したがって、角BAC = 角BCA = (180 - (90 + /2))/2 = (90 - /2)/2 = 45 - /4となります。
さらに、BC = CDより、三角形BCDも二等辺三角形なので、角CBD = 角CDBとなります。角BCD = 90度なので、角CBD = 角CDB = (180 - 90)/2 = 45度です。
直線上に並ぶ角の和は180度なので、角OBA + 角ABC + 角CBD = 180度となります。
(90 - /2) + (90 + /2) + 45 = 180
もしくは、角ABO + 角CBD + 角ABC = 180度から、
角ABC = 180 - (角ABO + 角CBD) = 180 - (90 - /2 + 45) = 180 - (135 - /2) = 45 + /2
一方、角ABC = 角ABD = 角OBA + 角ABO + 角CBD = 180度
角ABC = 180 - (135 - x/2) = 45 + x/2
この角ABCに対して角BAC=角BCA=(180 - 角ABC)/2 が成り立つ。
一方、角ABD + 角DBC = 180度。
角OBA = 90 - /2, 角CBD = 45度なので、
(90 - /2) + 角ABC + 45 = 180
角ABC = 45 + /2
角BCA = 45 - /4
次に、三角形BCDを考えます。
角BCD = 90度、角CBD = 角CDB = 45度です。
直線上に並ぶ角の和は180度なので、角ACB + 角BCD + 角DCE = 180度です。
角CDB = 45度なので、角O + 角A + 角B + 角C + 角D = 180 * 3 = 540
+ 角OAB + 角OBA + 角BAC + 角ACB + 角CBD + 角CDB = 540
+ (90 - /2) + (90 - /2) + (45 - /4) + (45 - /4) + 45 + 45 = 180 + 180
+ 180 - + 90 - /2 + 90 = 180
- /2 = 0
= 10
別の解き方
三角形OABに着目すると角OAB = 角OBA = (180 - x)/2
三角形ABCに着目すると角BAC = 角BCA = (180 - 角ABC)/2
三角形BCDに着目すると角CBD = 角CDB = 45°
ここで、角OBA + 角ABC + 角CBD = 180°より角ABC = 180 - 角OBA - 角CBD = 180 - (180-x)/2 - 45 = 45 + x/2
三角形ABCに着目すると角BAC = 角BCA = (180 - 角ABC)/2 = (180 - 45 - x/2)/2 = 67.5 - x/4
角OAB + 角BAC = 角OACなので、(180 - x)/2 + 67.5 - x/4 = 180
90 - x/2 + 67.5 - x/4 = 180
-3x/4 = 22.5
x = -30
これはありえない。
線分OD上に点Eを取り、Eを通りBCに平行な線とABとの交点をFとする。
平行線の同位角より
平行線の同位角より
対頂角より
OA=ABなので二等辺三角形
より
より とすると、
より
180 = 角OBA + 角ABC + 45
180 = (90-x/2) + 角ABC + 45
角ABC = 45+x/2
45+x/2+45-x/4 = 180 - (45+x/2) = 45+x/2
90+x/4 =
45+x/2=135
三角形ABCにおいて、
2x = 36度
x = 12.5
3. 最終的な答え
x = 10度