図1のような給水管A, Bと排水管Cが付いた水槽がある。最初は空の水槽に給水管Aのみを開けて水を入れ、30分後に給水管Bも開ける。給水開始から40分後に水槽は満水になる。満水になったと同時に給水管A, Bを閉め、10分後に排水管Cを開けると、排水開始から40分後に水槽は空になる。図2は、給水開始からx分後の水槽内の水の量y (L) を表したグラフである。 (1) 給水管A, Bから出る水の量をそれぞれ求める。 (2) 給水を止めてから水槽が空になるまでのxとyの関係を表すグラフを描く。 (3) 水槽に入っている水の量が420Lになるのは、給水開始から何分後と何分後か求める。

応用数学文章題連立方程式一次関数グラフ
2025/7/31
## 回答

1. **問題の内容**

図1のような給水管A, Bと排水管Cが付いた水槽がある。最初は空の水槽に給水管Aのみを開けて水を入れ、30分後に給水管Bも開ける。給水開始から40分後に水槽は満水になる。満水になったと同時に給水管A, Bを閉め、10分後に排水管Cを開けると、排水開始から40分後に水槽は空になる。図2は、給水開始からx分後の水槽内の水の量y (L) を表したグラフである。
(1) 給水管A, Bから出る水の量をそれぞれ求める。
(2) 給水を止めてから水槽が空になるまでのxとyの関係を表すグラフを描く。
(3) 水槽に入っている水の量が420Lになるのは、給水開始から何分後と何分後か求める。

2. **解き方の手順**

**(1) 給水管A, Bから出る水の量を求める**
* 給水管Aから出る水の量を毎分aa L、給水管Bから出る水の量を毎分bb Lとする。
* 図2のグラフより、給水開始から30分後には水槽に300Lの水が入っているため、30a=30030a = 300 が成り立つ。
* 給水開始から40分後に水槽が満水になるので、満水の水の量をVV Lとすると、V=40a+10bV = 40a + 10b が成り立つ。
* グラフよりV=600V = 600 Lなので、40a+10b=60040a + 10b = 600 が成り立つ。
* 30a=30030a = 300 より a=10a = 10 L/分。
* 40a+10b=60040a + 10b = 600a=10a = 10 を代入すると、400+10b=600400 + 10b = 600 より 10b=20010b = 200 となり、b=20b = 20 L/分。
**(2) 給水を止めてから水槽が空になるまでのxとyの関係を表すグラフを描く**
* 排水管Cから出る水の量を毎分cc Lとする。
* 給水を止めてから10分後に排水管Cを開け、排水開始から40分後に水槽が空になったので、50c=60050c = 600 が成り立つ。
* 50c=60050c=600 より、c=12c = 12 L/分。
* 給水を止めてからx分後の水槽内の水の量をyy Lとすると、y=60012(x40)y = 600 - 12(x - 40)
* よって、y=60012x+480=108012xy = 600 - 12x + 480 = 1080 - 12x 。ただし、40x9040 \leq x \leq 90
* x=40x = 40のとき、y=600y = 600
* x=90x = 90のとき、y=0y = 0
* よって、点(40, 600)と点(90, 0)を結ぶ直線を描けば良い。
**(3) 水槽に入っている水の量が420Lになるのは、給水開始から何分後と何分後か求める**
* 給水開始から30分までは、毎分10Lずつ水が増える。
* 給水開始からxx分後の水の量が420Lになるのは、10x=42010x = 420のとき。
* よって、x=42x = 42 分。これは30分後より後なので、この値は不適。
* 給水開始から30分後から40分までは、毎分10 + 20 = 30Lずつ水が増える。
* 給水開始からxx分後の水の量が420Lになるのは、300+30(x30)=420300 + 30(x-30) = 420のとき。
* 300+30x900=420300 + 30x - 900 = 420
* 30x=420+600=102030x = 420 + 600 = 1020
* x=34x = 34 分。

3. **最終的な答え**

(1)
* 給水管Aから出る水の量は毎分10L。
* 給水管Bから出る水の量は毎分20L。
(2) グラフは解答用紙に記載。
(3) 水槽に入っている水の量が420Lになるのは、給水開始から34分後。

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