関数 $y = \cos 2x + 2\sin x$ の $-\pi \le x < \pi$ における最大値と最小値を求め、その時の $x$ の値を答える問題です。

解析学三角関数最大値最小値微分
2025/7/31

1. 問題の内容

関数 y=cos2x+2sinxy = \cos 2x + 2\sin xπx<π-\pi \le x < \pi における最大値と最小値を求め、その時の xx の値を答える問題です。

2. 解き方の手順

まず、yysinx\sin x の関数として表します。
cos2x=12sin2x\cos 2x = 1 - 2\sin^2 x を用いると、
y=12sin2x+2sinxy = 1 - 2\sin^2 x + 2\sin x
t=sinxt = \sin x とおくと、 πx<π-\pi \le x < \pi より 1t1-1 \le t \le 1 であり、
y=2t2+2t+1y = -2t^2 + 2t + 1
y=2(t2t)+1y = -2(t^2 - t) + 1
y=2(t12)2+32y = -2(t - \frac{1}{2})^2 + \frac{3}{2}
よって、t=12t = \frac{1}{2} のとき最大値 32\frac{3}{2} をとります。
sinx=12\sin x = \frac{1}{2} となる xx は、x=π6,5π6x = \frac{\pi}{6}, \frac{5\pi}{6} です。
また、t=1t = -1 のとき最小値 2(112)2+32=2(94)+32=92+32=3-2(-1 - \frac{1}{2})^2 + \frac{3}{2} = -2(\frac{9}{4}) + \frac{3}{2} = -\frac{9}{2} + \frac{3}{2} = -3 をとります。
sinx=1\sin x = -1 となる xx は、x=π2x = -\frac{\pi}{2} です。
したがって、
x=π6,5π6x = \frac{\pi}{6}, \frac{5\pi}{6} のとき最大値 32\frac{3}{2} をとり、x=π2x = -\frac{\pi}{2} のとき最小値 3-3 をとります。

3. 最終的な答え

x=16π,56πx = \frac{1}{6}\pi, \frac{5}{6}\pi のとき最大値 32\frac{3}{2}
x=12πx = -\frac{1}{2}\pi のとき最小値 3-3
ア: 1
イ: 6
ウ: 5
エ: 6
オ: -1
カ: 2
キク: -1
ケ: 2
コサ: -3

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