直線 $l$ は点 A(4, 0) で x 軸と交わり、点 B(0, 8) で y 軸と交わっています。点 P は線分 AB 上の点です。 (1) 直線 $l$ の式を求めます。 (2) $\triangle OPB$ と $\triangle OAP$ の面積の比が 3:2 のとき、点 P の座標を求めます。

幾何学座標平面直線三角形の面積連立方程式
2025/7/31

1. 問題の内容

直線 ll は点 A(4, 0) で x 軸と交わり、点 B(0, 8) で y 軸と交わっています。点 P は線分 AB 上の点です。
(1) 直線 ll の式を求めます。
(2) OPB\triangle OPBOAP\triangle OAP の面積の比が 3:2 のとき、点 P の座標を求めます。

2. 解き方の手順

(1) 直線 ll の式を求める
直線 ll は点 A(4, 0) と点 B(0, 8) を通るので、直線の式を y=ax+by = ax + b とすると、
0=4a+80 = 4a + 8
8=0a+b8 = 0a + b
これを解くと、a=2a = -2b=8b = 8 となります。したがって、直線 ll の式は
y=2x+8y = -2x + 8
です。
(2) 点 P の座標を求める
点 P は線分 AB 上の点なので、点 P の座標を (x,y)(x, y) とすると、y=2x+8y = -2x + 8 が成り立ちます。
OPB\triangle OPB の面積を SOPBS_{OPB}OAP\triangle OAP の面積を SOAPS_{OAP} とすると、SOPB:SOAP=3:2S_{OPB} : S_{OAP} = 3 : 2 です。
OPB\triangle OPB の底辺を OB とすると、高さは点 P の x 座標の絶対値 x|x| です。OB = 8 なので、
SOPB=12×8×x=4xS_{OPB} = \frac{1}{2} \times 8 \times |x| = 4|x|
OAP\triangle OAP の底辺を OA とすると、高さは点 P の y 座標の絶対値 y|y| です。OA = 4 なので、
SOAP=12×4×y=2yS_{OAP} = \frac{1}{2} \times 4 \times |y| = 2|y|
したがって、SOPBSOAP=4x2y=2xy=32\frac{S_{OPB}}{S_{OAP}} = \frac{4|x|}{2|y|} = \frac{2|x|}{|y|} = \frac{3}{2} となります。
4x=3y4|x| = 3|y|
y=2x+8y = -2x + 8 より、4x=32x+84|x| = 3|-2x + 8|。ここで、点Pは線分AB上にあるので、0x40 \le x \le 40y80 \le y \le 8である。よって、x=x|x| = x2x+8=2x+8|-2x+8| = -2x+8となる。
4x=3(2x+8)4x = 3(-2x + 8)
4x=6x+244x = -6x + 24
10x=2410x = 24
x=2410=125x = \frac{24}{10} = \frac{12}{5}
y=2x+8=2×125+8=245+405=165y = -2x + 8 = -2 \times \frac{12}{5} + 8 = -\frac{24}{5} + \frac{40}{5} = \frac{16}{5}
したがって、点 P の座標は (125,165)(\frac{12}{5}, \frac{16}{5}) です。

3. 最終的な答え

(1) 直線 ll の式: y=2x+8y = -2x + 8
(2) 点 P の座標: (125,165)(\frac{12}{5}, \frac{16}{5})

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