一辺が10cmの正方形ABCDがあり、辺AD上にOA=4cmとなる点Oがある。点PがAを出発して、毎秒1cmの速さで正方形の辺上をA→B→C→Dの順に移動する。x秒後の三角形OAPの面積をy cm²とするとき、以下の問いに答える。 (1) 点Pが辺AB上にあるとき、yをxの式で表し、その変域を求める。 (2) 点Pが辺BC上にあるとき、yをxの式で表し、その変域を求める。 (3) 点Pが辺CD上にあるとき、yをxの式で表し、その変域を求める。

幾何学図形面積正方形関数一次関数
2025/7/31

1. 問題の内容

一辺が10cmの正方形ABCDがあり、辺AD上にOA=4cmとなる点Oがある。点PがAを出発して、毎秒1cmの速さで正方形の辺上をA→B→C→Dの順に移動する。x秒後の三角形OAPの面積をy cm²とするとき、以下の問いに答える。
(1) 点Pが辺AB上にあるとき、yをxの式で表し、その変域を求める。
(2) 点Pが辺BC上にあるとき、yをxの式で表し、その変域を求める。
(3) 点Pが辺CD上にあるとき、yをxの式で表し、その変域を求める。

2. 解き方の手順

(1) 点Pが辺AB上にあるとき
AP = x cmとなる。三角形OAPの面積yは、底辺AP、高さOAの三角形の面積なので、
y=12×AP×OAy = \frac{1}{2} \times AP \times OA
y=12×x×4y = \frac{1}{2} \times x \times 4
y=2xy = 2x
変域は、点PがAにあるときx=0、点PがBにあるときx=10なので、0 ≦ x ≦ 10となる。
(2) 点Pが辺BC上にあるとき
点PがAを出発してからx秒後なので、APの道のりはx cmである。このとき、三角形OAPの面積yは、底辺OA、高さABの三角形から底辺BP、高さABの三角形の面積を引いて求められる。BCの長さは10cmなので、BP = x - 10となる。点Oから辺ABに垂線を下ろしても高さは変わらないことに注意する。
y=12×OA×ABy = \frac{1}{2} \times OA \times AB
y=12×4×10y = \frac{1}{2} \times 4 \times 10
y=20y = 20
従って、面積は一定であり、式は y=20y=20となる。
変域は、点PがBにあるときx=10、点PがCにあるときx=20なので、10 ≦ x ≦ 20となる。
(3) 点Pが辺CD上にあるとき
点PがAを出発してからx秒後なので、APの道のりはx cmである。このとき、三角形OAPの面積yは、底辺OA、高さADの三角形から底辺DP、高さADの三角形の面積を引いて求められる。CDの長さは10cmなので、DP = 30 - xとなる。
y=12×OA×AD12×DP×ADy = \frac{1}{2} \times OA \times AD - \frac{1}{2} \times DP \times AD
y=12×4×1012×(30x)×10y = \frac{1}{2} \times 4 \times 10 - \frac{1}{2} \times (30 - x) \times 10
y=205(30x)y = 20 - 5(30 - x)
y=20150+5xy = 20 - 150 + 5x
y=5x130y = 5x - 130
変域は、点PがCにあるときx=20、点PがDにあるときx=30なので、20 ≦ x ≦ 30となる。

3. 最終的な答え

(1) y=2xy = 2x, 0 ≦ x ≦ 10
(2) y=20y = 20, 10 ≦ x ≦ 20
(3) y=5x130y = 5x - 130, 20 ≦ x ≦ 30

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