2つの二次関数について、それぞれの最大値と最小値を求め、(2)についてはその時の $x$ の値も求める。 (1) $y = -x^2 - 2x + 4$ (2) $y = 3x^2 + 6x - 7$ (ただし、$-3 \le x \le 1$)

代数学二次関数最大値最小値平方完成定義域
2025/8/1

1. 問題の内容

2つの二次関数について、それぞれの最大値と最小値を求め、(2)についてはその時の xx の値も求める。
(1) y=x22x+4y = -x^2 - 2x + 4
(2) y=3x2+6x7y = 3x^2 + 6x - 7 (ただし、3x1-3 \le x \le 1)

2. 解き方の手順

(1)
まず、与えられた二次関数を平方完成します。
y=x22x+4y = -x^2 - 2x + 4
y=(x2+2x)+4y = -(x^2 + 2x) + 4
y=(x2+2x+11)+4y = -(x^2 + 2x + 1 - 1) + 4
y=(x+1)2+1+4y = -(x+1)^2 + 1 + 4
y=(x+1)2+5y = -(x+1)^2 + 5
この式から、頂点は (1,5)(-1, 5) であることがわかります。また、x2x^2 の係数が負であるため、上に凸のグラフになります。したがって、最大値は頂点の yy 座標である 5 となります。最小値は存在しません。なぜならば、上に凸のグラフは下に無限に伸びていくからです。問題文から最大値と最小値が存在することから、問題に不備があるか、もしくは xx の定義域が与えられているはずです。ここでは最小値は存在しないとして解答します。
(2)
まず、与えられた二次関数を平方完成します。
y=3x2+6x7y = 3x^2 + 6x - 7
y=3(x2+2x)7y = 3(x^2 + 2x) - 7
y=3(x2+2x+11)7y = 3(x^2 + 2x + 1 - 1) - 7
y=3(x+1)237y = 3(x+1)^2 - 3 - 7
y=3(x+1)210y = 3(x+1)^2 - 10
この式から、頂点は (1,10)(-1, -10) であることがわかります。また、x2x^2 の係数が正であるため、下に凸のグラフになります。定義域が 3x1-3 \le x \le 1 であるため、この範囲での最大値と最小値を考えます。
頂点の xx 座標は 1-1 であり、これは定義域に含まれています。したがって、x=1x = -1 のとき、最小値は 10-10 です。
最大値を求めるためには、定義域の端点である x=3x = -3x=1x = 1 の時の yy の値を計算します。
x=3x = -3 のとき、y=3(3+1)210=3(2)210=3(4)10=1210=2y = 3(-3+1)^2 - 10 = 3(-2)^2 - 10 = 3(4) - 10 = 12 - 10 = 2
x=1x = 1 のとき、y=3(1+1)210=3(2)210=3(4)10=1210=2y = 3(1+1)^2 - 10 = 3(2)^2 - 10 = 3(4) - 10 = 12 - 10 = 2
したがって、最大値は 22 で、x=3x = -3 および x=1x = 1 のときに取ります。

3. 最終的な答え

(1) 最大値: 5, 最小値: なし
(2) 最大値: 2 (x=3,1x = -3, 1), 最小値: -10 (x=1x = -1)

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