数列 $a_n$ が $a_n = (-\frac{1}{2})^n$ で定義されるとき、和 $a_1 + a_3 + a_5 + \dots + a_{2n+1}$ を求める問題です。

代数学数列等比数列級数
2025/8/1

1. 問題の内容

数列 ana_nan=(12)na_n = (-\frac{1}{2})^n で定義されるとき、和 a1+a3+a5++a2n+1a_1 + a_3 + a_5 + \dots + a_{2n+1} を求める問題です。

2. 解き方の手順

与えられた数列の奇数番目の項の和を求める問題です。この数列の奇数番目の項だけを取り出すと、初項が a1=12a_1 = -\frac{1}{2}、公比が r=(12)2=14r = (-\frac{1}{2})^2 = \frac{1}{4} の等比数列になります。
a1,a3,a5,,a2n+1a_1, a_3, a_5, \dots, a_{2n+1} は、初項 a1=12a_1 = -\frac{1}{2}、公比 r=14r=\frac{1}{4}、項数 n+1n+1 の等比数列です。
等比数列の和の公式は、
Sn=a(1rn)1rS_n = \frac{a(1-r^n)}{1-r}
ここで、aa は初項、rr は公比、nn は項数です。
この問題では、a=12a = -\frac{1}{2}r=14r = \frac{1}{4}nnn+1n+1 なので、等比数列の和は、
Sn+1=12(1(14)n+1)114S_{n+1} = \frac{-\frac{1}{2}(1-(\frac{1}{4})^{n+1})}{1-\frac{1}{4}}
これを整理すると、
Sn+1=12(1(14)n+1)34S_{n+1} = \frac{-\frac{1}{2}(1-(\frac{1}{4})^{n+1})}{\frac{3}{4}}
Sn+1=1243(1(14)n+1)S_{n+1} = -\frac{1}{2} \cdot \frac{4}{3} (1-(\frac{1}{4})^{n+1})
Sn+1=23(1(14)n+1)S_{n+1} = -\frac{2}{3} (1-(\frac{1}{4})^{n+1})
Sn+1=23+23(14)n+1S_{n+1} = -\frac{2}{3} + \frac{2}{3}(\frac{1}{4})^{n+1}

3. 最終的な答え

a1+a3+a5++a2n+1=23+23(14)n+1a_1 + a_3 + a_5 + \dots + a_{2n+1} = -\frac{2}{3} + \frac{2}{3} (\frac{1}{4})^{n+1}

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