与えられた2次関数について、グラフとx軸の共有点の座標を求め、さらに、これらの放物線がx軸から切り取る線分の長さを求めます。 (1) $y = 2x^2 - x - 3$ (2) $y = -x^2 - 4x + 3$

代数学二次関数グラフx軸との共有点二次方程式解の公式因数分解
2025/8/2
はい、承知いたしました。問題を解いていきましょう。

1. 問題の内容

与えられた2次関数について、グラフとx軸の共有点の座標を求め、さらに、これらの放物線がx軸から切り取る線分の長さを求めます。
(1) y=2x2x3y = 2x^2 - x - 3
(2) y=x24x+3y = -x^2 - 4x + 3

2. 解き方の手順

(1) y=2x2x3y = 2x^2 - x - 3
* x軸との共有点を求めるため、y=0y = 0とおきます。
2x2x3=02x^2 - x - 3 = 0
* この2次方程式を解きます。因数分解すると、
(2x3)(x+1)=0(2x - 3)(x + 1) = 0
したがって、x=32,1x = \frac{3}{2}, -1
よって、x軸との共有点の座標は(32,0)(\frac{3}{2}, 0)(1,0)(-1, 0)です。
* x軸から切り取る線分の長さは、共有点のx座標の差の絶対値です。
32(1)=32+1=52=52\left|\frac{3}{2} - (-1)\right| = \left|\frac{3}{2} + 1\right| = \left|\frac{5}{2}\right| = \frac{5}{2}
(2) y=x24x+3y = -x^2 - 4x + 3
* x軸との共有点を求めるため、y=0y = 0とおきます。
x24x+3=0-x^2 - 4x + 3 = 0
x2+4x3=0x^2 + 4x - 3 = 0
* この2次方程式を解きます。解の公式を用いると、
x=4±424(1)(3)2(1)=4±16+122=4±282=4±272=2±7x = \frac{-4 \pm \sqrt{4^2 - 4(1)(-3)}}{2(1)} = \frac{-4 \pm \sqrt{16 + 12}}{2} = \frac{-4 \pm \sqrt{28}}{2} = \frac{-4 \pm 2\sqrt{7}}{2} = -2 \pm \sqrt{7}
したがって、x=2+7,27x = -2 + \sqrt{7}, -2 - \sqrt{7}
よって、x軸との共有点の座標は(2+7,0)(-2 + \sqrt{7}, 0)(27,0)(-2 - \sqrt{7}, 0)です。
* x軸から切り取る線分の長さは、共有点のx座標の差の絶対値です。
(2+7)(27)=2+7+2+7=27=27|(-2 + \sqrt{7}) - (-2 - \sqrt{7})| = |-2 + \sqrt{7} + 2 + \sqrt{7}| = |2\sqrt{7}| = 2\sqrt{7}

3. 最終的な答え

(1) x軸との共有点の座標: (32,0)(\frac{3}{2}, 0)(1,0)(-1, 0)
x軸から切り取る線分の長さ: 52\frac{5}{2}
(2) x軸との共有点の座標: (2+7,0)(-2 + \sqrt{7}, 0)(27,0)(-2 - \sqrt{7}, 0)
x軸から切り取る線分の長さ: 272\sqrt{7}

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