3次方程式 $x^3 - 12x + 5 - a = 0$ が、異なる2つの正の解と1つの負の解を持つときの、定数 $a$ の値の範囲を求める問題です。
2025/8/1
1. 問題の内容
3次方程式 が、異なる2つの正の解と1つの負の解を持つときの、定数 の値の範囲を求める問題です。
2. 解き方の手順
まず、 とおきます。与えられた方程式は、 と書き換えられます。
この方程式が異なる2つの正の解と1つの負の解を持つということは、関数 のグラフと直線 が、x>0 の範囲で2回交わり、x<0 の範囲で1回交わるということです。
次に、 の増減を調べます。
となるのは のときです。
増減表を書くと次のようになります。
| x | ... | -2 | ... | 2 | ... |
|------|------|------|------|------|------|
| f'(x)| + | 0 | - | 0 | + |
| f(x) | 増加 | 極大 | 減少 | 極小 | 増加 |
のグラフを考えると、 が で2回、 で1回交わるためには、極小値より大きく、かつ より小さくなければならない、つまり である必要があります。
3. 最終的な答え
-11 < a < 21