まず、行列式を計算します。 行列式が0でない場合、逆行列が存在します。
階数は線形独立な行の数であり、行基本変形などを使って計算します。
行基本変形を用いて、行列式を計算します。第2行から第1行の8倍を引き、第3行から第1行の9倍を引き、第4行から第1行の16倍を引きます。
A1′=10002−9−8−173−18−16−344−27−24−51 次に、第3行から第2行の8/9倍を引き、第4行から第2行の17/9倍を引きます。
A1′′=10002−9003−18004−2700 行列式は 1×(−9)×0×0=0 なので、逆行列は存在しません。 A1′′ は階段行列なので、階数は0でない行の数で、2です。 行列式を計算します。
det(A2)=11111−11−11−1−1111−1−1 第2行から第1行を引き、第3行から第1行を引き、第4行から第1行を引きます。
10001−20−21−2−2010−2−2 第4行から第2行を引きます。
10001−2001−2−2210−2−2 第4行に第3行を加えます。
10001−2001−2−2010−2−4 行列式は 1×(−2)×(−2)×(−4)=−16 なので、逆行列が存在します。 階数は4です。
逆行列を求めるには、掃き出し法を使います。
11111−11−11−1−1111−1−1∣∣∣∣1000010000100001 計算が複雑になるため省略します。