医学専門書の価格設定に関する問題です。 (1) 1冊2400円での売上総額を求める。 (2) 売上総額が最大になる1冊あたりの価格を求める。 (3) 売上総額が884000円になるときの売上冊数をすべて求める。

代数学二次関数最大値応用問題
2025/8/1

1. 問題の内容

医学専門書の価格設定に関する問題です。
(1) 1冊2400円での売上総額を求める。
(2) 売上総額が最大になる1冊あたりの価格を求める。
(3) 売上総額が884000円になるときの売上冊数をすべて求める。

2. 解き方の手順

(1) 1冊2000円のとき400冊売れる。1冊の価格を xx%上げると、売上冊数は 0.5x0.5x%減る。
1冊2400円のとき、価格は 240020002000×100=4002000×100=20\frac{2400 - 2000}{2000} \times 100 = \frac{400}{2000} \times 100 = 20%上がっている。つまり、x=20x = 20
売上冊数は、400400×0.5×20100=400400×10100=40040=360400 - 400 \times \frac{0.5 \times 20}{100} = 400 - 400 \times \frac{10}{100} = 400 - 40 = 360冊となる。
売上総額は、2400×360=8640002400 \times 360 = 864000円。
(2) 1冊あたりの価格を 2000(1+x100)2000(1 + \frac{x}{100})円とすると、売上冊数は 400(10.5x100)400(1 - \frac{0.5x}{100})冊となる。
売上総額 SS は、
S=2000(1+x100)×400(10.5x100)=800000(1+x100)(1x200)S = 2000(1 + \frac{x}{100}) \times 400(1 - \frac{0.5x}{100}) = 800000(1 + \frac{x}{100})(1 - \frac{x}{200})
S=800000(1+x100x200x220000)S = 800000(1 + \frac{x}{100} - \frac{x}{200} - \frac{x^2}{20000})
S=800000(1+x200x220000)S = 800000(1 + \frac{x}{200} - \frac{x^2}{20000})
S=800000+4000x40x2S = 800000 + 4000x - 40x^2
S=40(x2100x)+800000S = -40(x^2 - 100x) + 800000
S=40(x2100x+25002500)+800000S = -40(x^2 - 100x + 2500 - 2500) + 800000
S=40(x50)2+100000+800000S = -40(x - 50)^2 + 100000 + 800000
S=40(x50)2+900000S = -40(x - 50)^2 + 900000
売上総額が最大となるのは x=50x = 50 のとき。
1冊あたりの価格は、2000(1+50100)=2000(1+0.5)=2000×1.5=30002000(1 + \frac{50}{100}) = 2000(1 + 0.5) = 2000 \times 1.5 = 3000円。
(3) 売上総額が884000円になる時、
884000=40(x50)2+900000884000 = -40(x - 50)^2 + 900000
40(x50)2=900000884000=1600040(x - 50)^2 = 900000 - 884000 = 16000
(x50)2=1600040=400(x - 50)^2 = \frac{16000}{40} = 400
x50=±400=±20x - 50 = \pm \sqrt{400} = \pm 20
x=50±20x = 50 \pm 20
x=70x = 70 または x=30x = 30
x=70x = 70 のとき、売上冊数は 400(10.5×70100)=400(10.35)=400×0.65=260400(1 - \frac{0.5 \times 70}{100}) = 400(1 - 0.35) = 400 \times 0.65 = 260冊。
x=30x = 30 のとき、売上冊数は 400(10.5×30100)=400(10.15)=400×0.85=340400(1 - \frac{0.5 \times 30}{100}) = 400(1 - 0.15) = 400 \times 0.85 = 340冊。

3. 最終的な答え

(1) エ 864000円
(2) 3000円
(3) 260冊, 340冊

「代数学」の関連問題

与えられた6つの連立方程式を解き、$x$と$y$の値を求める問題です。

連立方程式線形代数方程式
2025/8/1

画像に掲載されている連立方程式の問題を解きます。今回は、1の(1)の問題、 $\begin{cases} x+y=17 \\ x-y=-1 \end{cases}$ を解きます。

連立方程式加減法一次方程式
2025/8/1

与えられた4x4行列の行列式を計算します。行列は以下の通りです。 $\begin{vmatrix} 2 & 8 & 3 & 9 \\ 1 & 3 & 2 & 4 \\ 1 & 1 & 3 & 3 \\...

行列式線形代数
2025/8/1

与えられた連立方程式 $\begin{cases} 2x + y = 4 \\ 3x - 2y = 13 \end{cases}$ を解く。

連立方程式加減法一次方程式
2025/8/1

$73^2 - 27^2$ を工夫して計算し、答えを求める問題です。

因数分解二乗の差
2025/8/1

多項式 $P(x) = x^3 + 3x^2 - 2x + 4$ を次の1次式で割ったときの余りを求めます。 (1) $x - 1$ (2) $x + 3$ (3) $2x - 1$

多項式剰余の定理代数
2025/8/1

(1) 連続する3つの偶数について、真ん中の数を7倍した数から、最も小さい数と最も大きい数の和を2倍した数を引いた差が、6の倍数になることを証明する。 (2) 連続する4つの整数の和が、最も小さい整数...

整数証明倍数文字式
2025/8/1

(1) 2次方程式 $x^2 - ax + 3a - 5 = 0$ が重解を持つときの定数 $a$ の値を求める。 (2) 2次関数 $y = x^2 - 2x + m - 1$ のグラフが $x$ ...

二次方程式二次関数判別式放物線平行移動共有点グラフ
2025/8/1

$x=6$、$y=3$ のとき、$(x+4y)(x-2y)-4y(x-2y)$ の値を求める。

因数分解式の計算代入
2025/8/1

以下の問題に答えます。 * 3. 等式の変形: 指定された文字について解く。 * 4. 文字式の利用: 文章問題に答える。

等式の変形文字式方程式面積体積割合
2025/8/1