問題は、直角に交わる半直線OA, OBの間に、正方形のタイルを規則的に並べて図形を作るというものです。 (1) 23番目の図形は全部で何枚のタイルがあるかを求める。 (2) (n-1)番目の図形を囲むように新たなタイルをしき、n番目の図形を作る時、新たに必要なタイルの枚数が奇数になる理由を、nを使った式で表して説明する。ただし、nは2以上の整数とする。
2025/8/1
1. 問題の内容
問題は、直角に交わる半直線OA, OBの間に、正方形のタイルを規則的に並べて図形を作るというものです。
(1) 23番目の図形は全部で何枚のタイルがあるかを求める。
(2) (n-1)番目の図形を囲むように新たなタイルをしき、n番目の図形を作る時、新たに必要なタイルの枚数が奇数になる理由を、nを使った式で表して説明する。ただし、nは2以上の整数とする。
2. 解き方の手順
(1) 番目の図形に使われるタイルの枚数を考える。
1番目の図形には1枚のタイルが使われている。
2番目の図形には4枚のタイルが使われている。
3番目の図形には9枚のタイルが使われている。
したがって、番目の図形には枚のタイルが使われていると予想できる。
23番目の図形では、を計算する。
(2) n番目の図形に必要なタイルの枚数は枚である。
(n-1)番目の図形に必要なタイルの枚数は枚である。
したがって、n番目の図形を作るために新たに必要なタイルの枚数は、
で計算できる。
この式を展開し、整理する。
は常に奇数となるため、新たに必要なタイルの枚数は奇数である。
3. 最終的な答え
(1) 529枚
(2)
は奇数である。
よって、(n-1)番目の図形を囲むように新たなタイルをしき、n番目の図形を作る時、新たに必要なタイルの枚数は奇数になる。