四面体$ABCD$において、面$BCD, ACD, ABD, ABC$の重心をそれぞれ$P, Q, R, S$とする。 (1) $PQ$と$AB$は平行であることを示せ。

幾何学ベクトル四面体重心平行
2025/8/1

1. 問題の内容

四面体ABCDABCDにおいて、面BCD,ACD,ABD,ABCBCD, ACD, ABD, ABCの重心をそれぞれP,Q,R,SP, Q, R, Sとする。
(1) PQPQABABは平行であることを示せ。

2. 解き方の手順

AP\overrightarrow{AP}AB,AC,AD\overrightarrow{AB}, \overrightarrow{AC}, \overrightarrow{AD}で表す。
PPは三角形BCDBCDの重心であるから、
AP=AB+AC+AD3\overrightarrow{AP} = \frac{\overrightarrow{AB} + \overrightarrow{AC} + \overrightarrow{AD}}{3}
同様に、QQは三角形ACDACDの重心であるから、
AQ=AC+AD3\overrightarrow{AQ} = \frac{\overrightarrow{AC} + \overrightarrow{AD}}{3}
したがって、
\begin{align*}
\overrightarrow{PQ} &= \overrightarrow{AQ} - \overrightarrow{AP} \\
&= \frac{\overrightarrow{AC} + \overrightarrow{AD}}{3} - \frac{\overrightarrow{AB} + \overrightarrow{AC} + \overrightarrow{AD}}{3} \\
&= -\frac{1}{3}\overrightarrow{AB}
\end{align*}
PQ\overrightarrow{PQ}AB\overrightarrow{AB}の定数倍であるから、PQPQABABは平行である。

3. 最終的な答え

PQPQABABは平行である。

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