自然数Cを7で割ると余りが1になる。自然数C+Dは7で割り切れる。自然数Dを7で割ったときの余りを求めよ。

数論剰余整数の性質割り算
2025/8/1

1. 問題の内容

自然数Cを7で割ると余りが1になる。自然数C+Dは7で割り切れる。自然数Dを7で割ったときの余りを求めよ。

2. 解き方の手順

Cを7で割ったときの商をq1q_1とすると、Cは次のように表せる。
C=7q1+1C = 7q_1 + 1
C+Dは7で割り切れるので、C+Dを7で割ったときの商をq2q_2とすると、C+Dは次のように表せる。
C+D=7q2C + D = 7q_2
上の式にC=7q1+1C = 7q_1 + 1を代入すると、
7q1+1+D=7q27q_1 + 1 + D = 7q_2
D=7q27q11D = 7q_2 - 7q_1 - 1
D=7(q2q1)1D = 7(q_2 - q_1) - 1
Dを7で割ったときの余りを求めるので、Dの式を7で割った形に変形する必要がある。
D=7(q2q1)1=7(q2q1)7+6=7(q2q11)+6D = 7(q_2 - q_1) - 1 = 7(q_2 - q_1) - 7 + 6 = 7(q_2 - q_1 - 1) + 6
したがって、Dを7で割ったときの余りは6である。

3. 最終的な答え

6

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