与えられた4つの2次不等式を解きます。 (1) $6x^2 - x - 2 \le 0$ (2) $2x^2 - 4x - 1 > 0$ (3) $2x(x+1) + 1 < 0$ (4) $\frac{1}{2}x^2 + 2x + 2 > 0$

代数学二次不等式二次方程式因数分解解の公式判別式
2025/3/11

1. 問題の内容

与えられた4つの2次不等式を解きます。
(1) 6x2x206x^2 - x - 2 \le 0
(2) 2x24x1>02x^2 - 4x - 1 > 0
(3) 2x(x+1)+1<02x(x+1) + 1 < 0
(4) 12x2+2x+2>0\frac{1}{2}x^2 + 2x + 2 > 0

2. 解き方の手順

(1) 6x2x206x^2 - x - 2 \le 0 を解きます。
まず、2次方程式 6x2x2=06x^2 - x - 2 = 0 を解きます。
因数分解すると、 (2x+1)(3x2)=0(2x+1)(3x-2) = 0 となるので、x=12,23x = -\frac{1}{2}, \frac{2}{3} です。
不等式は 6x2x206x^2 - x - 2 \le 0 なので、12x23 -\frac{1}{2} \le x \le \frac{2}{3} となります。
(2) 2x24x1>02x^2 - 4x - 1 > 0 を解きます。
まず、2次方程式 2x24x1=02x^2 - 4x - 1 = 0 を解きます。
解の公式を使うと、x=(4)±(4)24(2)(1)2(2)=4±16+84=4±244=4±264=2±62x = \frac{-(-4) \pm \sqrt{(-4)^2 - 4(2)(-1)}}{2(2)} = \frac{4 \pm \sqrt{16 + 8}}{4} = \frac{4 \pm \sqrt{24}}{4} = \frac{4 \pm 2\sqrt{6}}{4} = \frac{2 \pm \sqrt{6}}{2} となります。
したがって、x=262,2+62x = \frac{2 - \sqrt{6}}{2}, \frac{2 + \sqrt{6}}{2} です。
不等式は 2x24x1>02x^2 - 4x - 1 > 0 なので、x<262x < \frac{2 - \sqrt{6}}{2} または x>2+62x > \frac{2 + \sqrt{6}}{2} となります。
(3) 2x(x+1)+1<02x(x+1) + 1 < 0 を解きます。
式を展開して整理すると、2x2+2x+1<02x^2 + 2x + 1 < 0 となります。
判別式を計算すると、D=224(2)(1)=48=4<0D = 2^2 - 4(2)(1) = 4 - 8 = -4 < 0 となります。
したがって、この2次不等式は実数解を持ちません。
2x2+2x+12x^2 + 2x + 1 は常に正の値を取るので、2x2+2x+1<02x^2 + 2x + 1 < 0 を満たす xx は存在しません。
(4) 12x2+2x+2>0\frac{1}{2}x^2 + 2x + 2 > 0 を解きます。
両辺を2倍すると、x2+4x+4>0x^2 + 4x + 4 > 0 となります。
これは (x+2)2>0(x+2)^2 > 0 と書き換えられます。
したがって、x2x \neq -2 のすべての実数で不等式は成立します。

3. 最終的な答え

(1) 12x23-\frac{1}{2} \le x \le \frac{2}{3}
(2) x<262x < \frac{2 - \sqrt{6}}{2} または x>2+62x > \frac{2 + \sqrt{6}}{2}
(3) 解なし
(4) x2x \neq -2

「代数学」の関連問題

問題9は、与えられた式を文字式の表し方にしたがって書き換える問題です。問題10は、与えられた式を$\times$と$\div$の記号を使って表す問題です。

文字式式の計算代数
2025/4/4

1の4乗根を求めよ。つまり、$x^4 = 1$ を満たす複素数 $x$ を全て求めよ。

複素数方程式累乗根極形式
2025/4/4

関数 $y = \frac{ax+b}{x+c}$ のグラフが、2直線 $x=3$ と $y=1$ を漸近線とし、さらに点 $(2, 2)$ を通るとき、定数 $a, b, c$ の値を求める問題です...

分数関数漸近線関数の決定代数
2025/4/4

実数 $x$ に対して、$A = x^2 - 2x$ とおくとき、$A$ の最小値と、$y = (x^2 - 2x)^2 + 4(x^2 - 2x)$ の最小値を求める問題です。

二次関数平方完成最小値変数変換
2025/4/4

関数 $y = \frac{2x+c}{ax+b}$ のグラフが点 $(-2, \frac{9}{5})$ を通り、2直線 $x = -\frac{1}{3}$, $y = \frac{2}{3}$ ...

分数関数漸近線関数のグラフ定数決定
2025/4/4

与えられた式 $(a^2+a-1)(a^2-a-1)$ を展開し、簡略化する問題です。

式の展開因数分解多項式
2025/4/4

不等式 $4(x+2) < 3(x+a)$ を満たす $x$ のうち、最大の整数が7であるとき、定数 $a$ の範囲を求める問題です。

不等式一次不等式整数解
2025/4/4

画像には「二項定理の公式とは何?」と書かれています。つまり、二項定理の公式を答える必要があります。

二項定理組み合わせ展開
2025/4/4

二項定理 $(1+h)^n$ の展開について、$nC_0 + nC_1h + nC_2h^2 + nC_3h^3 + ... + nC_nh^n$ が $1 + nh + \frac{1}{2}n(n...

二項定理組み合わせ展開
2025/4/4

問題は、二項定理の展開式を示したものです。具体的には、$(1+h)^n$ を展開したものが、$\binom{n}{0} + \binom{n}{1}h + \binom{n}{2}h^2 + \dot...

二項定理展開組み合わせ
2025/4/4