三角形ABCにおいて、点Dは辺BC上の点であり、$AB=BD$, $AD=DC$, $\angle B = 32^\circ$ のとき、$\angle x$ の大きさを求める問題です。

幾何学三角形二等辺三角形角度
2025/8/1

1. 問題の内容

三角形ABCにおいて、点Dは辺BC上の点であり、AB=BDAB=BD, AD=DCAD=DC, B=32\angle B = 32^\circ のとき、x\angle x の大きさを求める問題です。

2. 解き方の手順

まず、ABD\triangle ABD に注目します。AB=BDAB = BD より、ABD\triangle ABD は二等辺三角形です。したがって、BAD=ADB\angle BAD = \angle ADB となります。BAD\angle BADADB\angle ADByy とおくと、三角形の内角の和は 180180^\circ なので、
32+y+y=18032^\circ + y + y = 180^\circ
2y=180322y = 180^\circ - 32^\circ
2y=1482y = 148^\circ
y=74y = 74^\circ
したがって、ADB=74\angle ADB = 74^\circ となります。
次に、ADC\triangle ADC に注目します。AD=DCAD = DC より、ADC\triangle ADC は二等辺三角形です。したがって、DAC=DCA\angle DAC = \angle DCA となります。DAC\angle DACDCA\angle DCAzz とおくと、ADC=180ADB=18074=106\angle ADC = 180^\circ - \angle ADB = 180^\circ - 74^\circ = 106^\circ となります。
三角形の内角の和は 180180^\circ なので、
106+z+z=180106^\circ + z + z = 180^\circ
2z=1801062z = 180^\circ - 106^\circ
2z=742z = 74^\circ
z=37z = 37^\circ
したがって、DAC=37\angle DAC = 37^\circ となります。
最後に、x=BAC=BAD+DAC=y+z=74+37=111x = \angle BAC = \angle BAD + \angle DAC = y + z = 74^\circ + 37^\circ = 111^\circ となります。

3. 最終的な答え

x=111\angle x = 111^\circ

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