## 問4
1. 問題の内容
絶対値を含む方程式 について、いくつかの問いに答えます。
2. 解き方の手順
(1) の符号について:
と因数分解できます。したがって、 となるのは の範囲です。よって、(ア) は -2、(イ) は 3 です。
(2) において、 を満たす を求める:
この範囲では なので、 を解きます。
の範囲にあるのは です。よって、(ウ) は 2 です。
(3) を満たす を求める:
解の公式を用いて、
よって、 となります。したがって、(オ) は 3、(※) は 33、(エ) は 2 です。
の値が負ではない の範囲を考えるとき、方程式 が成立する の値は、(2) より 、(3) より です。
であり、絶対値の中身が負になる条件を満たさないので解にならない。
であり、絶対値の中身が負になる条件を満たさない解である。
したがって、と が解であるため、(カ) は 2 です。
3. 最終的な答え
(ア) -2
(イ) 3
(ウ) 2
(オ) 3
(※) 33
(エ) 2
(カ) 2
## 問5
1. 問題の内容
需要曲線 、供給曲線 で表される市場について、いくつかの問いに答えます。
2. 解き方の手順
(1) 完全競争市場の場合:
均衡価格 と均衡取引量 は、需要曲線と供給曲線の交点から求められます。
よって、(ア) は 6、(イ) は 6 です。
消費者余剰は、需要曲線と均衡価格の間の面積で計算されます。この場合、三角形の面積となり、
生産者余剰は、供給曲線と均衡価格の間の面積で計算されます。この場合も三角形の面積となり、
(2) 独占市場の場合:
企業の収入は、 と表現できます。
よって、(ウ) は -2、(エ) は 18、(オ) は Q です。
企業の費用は です。
独占企業の利潤は、収入から費用を引いたものなので、 となります。
利潤を最大化するために、利潤を で微分して 0 とおきます。
よって、(カ) は 18 です。
利潤は となります。
3. 最終的な答え
(ア) 6
(イ) 6
(ウ) -2
(エ) 18
(オ) Q
(カ) 18
消費者余剰: 36
生産者余剰: 18
利潤: 32.4
独占企業の供給量: Qm = 18/5