問題1: 関数 $y = x^2 - 2px + q$ のグラフの頂点のy座標を求める。 問題2: $-1 \le x \le 3$ において、関数 $y = x^2 - 2px + q$ は $x = 0$ のとき最小値をとり、最大値は4である。このとき、$p + q$ の値を求める。

代数学二次関数平方完成最大値最小値頂点
2025/8/2

1. 問題の内容

問題1: 関数 y=x22px+qy = x^2 - 2px + q のグラフの頂点のy座標を求める。
問題2: 1x3-1 \le x \le 3 において、関数 y=x22px+qy = x^2 - 2px + qx=0x = 0 のとき最小値をとり、最大値は4である。このとき、p+qp + q の値を求める。

2. 解き方の手順

問題1:
* 与えられた関数 y=x22px+qy = x^2 - 2px + q を平方完成する。
y=(xp)2p2+qy = (x - p)^2 - p^2 + q
* 頂点の座標は (p,p2+q)(p, -p^2 + q) である。
* 頂点のy座標は p2+q-p^2 + q である。
問題2:
* x=0x=0 のとき最小値をとるので、y(0)=022p(0)+q=qy(0) = 0^2 - 2p(0) + q = q が最小値。
* 軸は x=px=p であり、x=0x=0 で最小なので、0p0 \le p
* 範囲 1x3-1 \le x \le 3 の中央は x=1x = 1 なので、p1p \le 1 ならば x=1x = -1 で最大、1p1 \le p ならば x=3x=3 で最大となる。
* しかし、0p10 \le p \le 1 のはず。仮に x=3x = 3 で最大なら、軸からの距離が遠いx=1x = -1でも最大となる。だから、0p10 \le p \le 1
* x=1x= -1 のとき最大値を取る。y(1)=(1)22p(1)+q=1+2p+q=4y(-1) = (-1)^2 - 2p(-1) + q = 1 + 2p + q = 4。したがって、2p+q=32p + q = 3
* y(0)=qy(0) = q が最小値。
* 2p+q=32p+q = 3q=qq = q から 2p=3q2p = 3 - q
* 頂点のx座標が pp なので、軸が x=px=p。条件より、1x3-1 \le x \le 3x=0x=0 のとき最小値なので、0p30 \le p \le 3。しかし、軸から最も遠いところで最大値を取るので、x=1x = -1 で最大値をとる場合と、x=3x=3で最大値をとる場合がある。
* グラフより、p=0p = 0 ならば、x=3x=3x=1x=-1 で同じ値となる。p=0p = 0 の時、q=3q = 3。よって、p+q=3p+q = 3
* p=1p=1の時、y=x22x+qy = x^2 - 2x + qx=0x=0で最小だから、q=qq=q。最大値は、x=1x = -1 の時、y=1+2+q=3+q=4y=1+2+q=3+q=4より、q=1q=1。したがって、p+q=1+1=2p+q = 1+1 = 2
* x=1x=-1 で最大値をとるとき、y(1)=1+2p+q=4y(-1) = 1 + 2p + q = 4 より 2p+q=32p + q = 3
* x=0x=0 で最小値をとるとき、y(0)=qy(0) = q
* 2p+q=32p + q = 3 より、2p=3q2p = 3 - q
* 頂点は (p,p2+q)(p, -p^2 + q)
* 1x3-1 \le x \le 3 において x=0x = 0 で最小となるから 0p0 \le p 。また、軸が範囲の中にあるので、y(3)=96p+qy(3)=9-6p+q, y(1)=1+2p+qy(-1)=1+2p+q を比べる。
* 最大値が y(1)=1+2p+q=4y(-1) = 1 + 2p + q = 4 なので、2p+q=32p + q = 3
* p=1p=1の場合、y=x22x+qy=x^2-2x+qとなり、q=1q=1。よって、p+q=2p+q=2
* したがって、p+q=2p+q = 2

3. 最終的な答え

問題1: c. p2+q-p^2 + q
問題2: c. 2

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