画像に写っている数学の問題は以下の通りです。 (1) 実数 $c$ を定数とし、不等式 $\qquad \frac{|x^2 - 4x - 2|}{x^2 - 4x - 8} < c$ を考える。 (2) $a, b$ を実数とする。 $a + b = 2, \quad a^2 + b^2 = 4$ であるとき、 $ab = -2, \quad a^3 + b^3 = 8$ である。 $\left( \frac{a}{b} + \frac{b}{a} \right) x + 3x - a^2 - b^2 < 0$ を満たす正の整数 $x$ の個数はいくつか。

代数学不等式二次方程式因数分解絶対値分数式
2025/8/1
はい、了解しました。画像の問題を解いていきます。

1. 問題の内容

画像に写っている数学の問題は以下の通りです。
(1) 実数 cc を定数とし、不等式
x24x2x24x8<c\qquad \frac{|x^2 - 4x - 2|}{x^2 - 4x - 8} < c
を考える。
(2) a,ba, b を実数とする。
a+b=2,a2+b2=4a + b = 2, \quad a^2 + b^2 = 4
であるとき、
ab=2,a3+b3=8ab = -2, \quad a^3 + b^3 = 8
である。
(ab+ba)x+3xa2b2<0\left( \frac{a}{b} + \frac{b}{a} \right) x + 3x - a^2 - b^2 < 0
を満たす正の整数 xx の個数はいくつか。

2. 解き方の手順

(1) 不等式 x24x2x24x8<c\frac{|x^2 - 4x - 2|}{x^2 - 4x - 8} < c について。
t=x24xt = x^2 - 4x と置くと、この式はt2t8<c\frac{|t-2|}{t-8} < cとなる。
c=1c=1の場合を考える。
t2t8<1\frac{|t-2|}{t-8} < 1となる。
i) t>8t > 8のとき、t2<t8|t-2| < t - 8となり、t2<t8t - 2 < t - 8またはt+2<t8-t+2 < t - 8となる。
t2<t8t - 2 < t - 82<82 < 8なので常に満たす。t+2<t8-t + 2 < t - 82t>102t > 10なのでt>5t > 5となる。
t>8t > 8t>5t > 5を満たすので、t>8t > 8となる。
ii) t<8t < 8のとき、t2<t+8|t-2| < -t + 8となる。
t<2t < 2のとき、2t<t+82 - t < -t + 8となり、2<82 < 8なので常に満たす。
2<t<82 < t < 8のとき、t2<t+8t - 2 < -t + 8となり、2t<102t < 10なので、t<5t < 5となる。
2<t<52 < t < 5となる。
よって、t<5t < 5となる。
x24x<5x^2 - 4x < 5より、x24x5<0x^2 - 4x - 5 < 0となる。
(x5)(x+1)<0(x - 5)(x + 1) < 0より、1<x<5-1 < x < 5となる。
x24x>8x^2 - 4x > 8より、x24x8>0x^2 - 4x - 8 > 0となる。
x=4±16+322=4±482=4±432=2±23x = \frac{4 \pm \sqrt{16 + 32}}{2} = \frac{4 \pm \sqrt{48}}{2} = \frac{4 \pm 4\sqrt{3}}{2} = 2 \pm 2\sqrt{3}
x<223,x>2+23x < 2 - 2\sqrt{3}, x > 2 + 2\sqrt{3}となる。
22322(1.73)=23.46=1.462 - 2\sqrt{3} \approx 2 - 2(1.73) = 2 - 3.46 = -1.46
2+232+3.46=5.462 + 2\sqrt{3} \approx 2 + 3.46 = 5.46
1<x<5-1 < x < 5より1<x<223,2+23<x<5-1 < x < 2 - 2\sqrt{3}, 2 + 2\sqrt{3} < x < 5となり、
1<x<1.46-1 < x < -1.46は不適。
5.46<x<55.46 < x < 5は不適。
(2) a+b=2,a2+b2=4a + b = 2, a^2 + b^2 = 4より、(a+b)2=a2+2ab+b2(a + b)^2 = a^2 + 2ab + b^2となる。
4=4+2ab4 = 4 + 2abより、ab=0ab = 0となる。
a3+b3=(a+b)(a2ab+b2)=(2)(40)=8a^3 + b^3 = (a + b)(a^2 - ab + b^2) = (2)(4 - 0) = 8
(ab+ba)x+3xa2b2<0\left( \frac{a}{b} + \frac{b}{a} \right) x + 3x - a^2 - b^2 < 0より、
(ab+ba)x+3x4<0\left( \frac{a}{b} + \frac{b}{a} \right) x + 3x - 4 < 0となる。
ab+ba=a2+b2ab=40\frac{a}{b} + \frac{b}{a} = \frac{a^2 + b^2}{ab} = \frac{4}{0} (定義できない)
a=2,b=0a = 2, b = 0またはa=0,b=2a=0, b=2
a=2,b=0a = 2, b = 0の場合、(20+02)x+3x4<0\left( \frac{2}{0} + \frac{0}{2} \right) x + 3x - 4 < 0
a=0,b=2a = 0, b = 2の場合、(02+20)x+3x4<0\left( \frac{0}{2} + \frac{2}{0} \right) x + 3x - 4 < 0
問題文がおかしいので、正の整数xの個数は不明。

3. 最終的な答え

(1) 不等式を解くことができません。cc の値が不明であり、また、x24x=tx^2 - 4x = tと置換した後の変域の考察が難しいです。
(2) ab=0ab=0です。ab+ba\frac{a}{b} + \frac{b}{a}が定義できないため、不等式を解くことができません。問題文に不備がある可能性があります。

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