整数全体を全体集合 $U$ とし、$U$ の部分集合 $A = \{1, a, a+1\}$ と $B = \{6, 8-a, a-3\}$ が与えられています。$A \cap B = \{1, 4\}$ となるように定数 $a$ の値を定め、そのときの $A \cup B$ を求める問題です。

代数学集合集合演算連立方程式要素
2025/8/1

1. 問題の内容

整数全体を全体集合 UU とし、UU の部分集合 A={1,a,a+1}A = \{1, a, a+1\}B={6,8a,a3}B = \{6, 8-a, a-3\} が与えられています。AB={1,4}A \cap B = \{1, 4\} となるように定数 aa の値を定め、そのときの ABA \cup B を求める問題です。

2. 解き方の手順

まず、AB={1,4}A \cap B = \{1, 4\} であることから、AABB の両方に 1144 が含まれている必要があります。
集合 AA11 を含んでいるので、集合 BB44 を含む必要があります。
したがって、BB の要素のいずれかが 44 に等しくなければなりません。
つまり、6=46 = 4 または 8a=48 - a = 4 または a3=4a - 3 = 4 が成り立ちます。
6=46 = 4 は明らかに成り立たないので、8a=48 - a = 4 または a3=4a - 3 = 4 を考えます。
* 8a=48 - a = 4 のとき、a=4a = 4 となります。このとき、A={1,4,5}A = \{1, 4, 5\}B={6,4,1}B = \{6, 4, 1\} となり、AB={1,4}A \cap B = \{1, 4\} を満たします。
* a3=4a - 3 = 4 のとき、a=7a = 7 となります。このとき、A={1,7,8}A = \{1, 7, 8\}B={6,1,4}B = \{6, 1, 4\} となり、AB={1,4}A \cap B = \{1, 4\} を満たしません。なぜなら、AA44を含んでいないため、ABA \cap B{1}\{1\} になるからです。
したがって、a=4a = 4 のみが条件を満たすことがわかります。
a=4a = 4 のとき、A={1,4,5}A = \{1, 4, 5\}B={6,4,1}B = \{6, 4, 1\} なので、AB={1,4,5,6}A \cup B = \{1, 4, 5, 6\} となります。

3. 最終的な答え

a=4a = 4
AB={1,4,5,6}A \cup B = \{1, 4, 5, 6\}

「代数学」の関連問題

$a$ と $b$ はともに0ではない定数とする。このとき、2点 $(a, 0)$ と $(0, b)$ を通る直線の方程式が $\frac{x}{a} + \frac{y}{b} = 1$ と表せる...

直線の方程式座標平面傾きy切片
2025/8/2

$(1 + \sqrt{2})(3 + \sqrt{2})$ を計算する問題です。

式の計算平方根の計算展開
2025/8/2

与えられた3つの2次関数について、定義域 $a \le x \le a+2$ における最大値と最小値を求め、そのときの $x$ の値を求める問題です。 (1) $y=x^2$ (2) $y=x^2 -...

二次関数最大値最小値平方完成場合分け
2025/8/2

すべての自然数 $n$ に対して、以下の等式が成り立つことを数学的帰納法を用いて証明します。 $0 \cdot 1 + 1 \cdot 2 + 2 \cdot 3 + \cdots + n(n+1) ...

数学的帰納法数列等式証明
2025/8/2

与えられた数式を計算して簡単にします。 数式は $-2(-x^2-3x) - (x^2-3x+8)$ です。

数式展開同類項簡略化
2025/8/2

一の位が6である2桁の正の整数がある。この整数の十の位と一の位を入れ替えた数は、元の整数の2倍より9小さい。元の整数を求める問題です。

方程式整数文章問題
2025/8/2

方程式 $7x + 2 = 9x + 7$ を解いて、$x$ の値を求めます。

一次方程式方程式の解法代数
2025/8/2

(1) 行列 $A = \begin{bmatrix} 2 & -1 & 8 \\ 1 & -1 & 5 \\ -3 & 5 & -16 \end{bmatrix}$ の行列式 $|A|$ を求めます...

行列行列式逆行列余因子行列検算
2025/8/2

複素数 $z$ が与えられた等式 $|iz+3| = |2z-6|$ を満たすとき、以下の問いに答える問題です。 (1) 等式を満たす点 $z$ 全体が表す図形を求める。 (2) $z - \over...

複素数絶対値複素平面距離最大値
2025/8/2

問題は、二次関数 $y = 2x^2 + 8ax - 2a - 1$ について、以下の問いに答えるものです。 (1) 頂点の $y$ 座標を求め、その最大値を求める。 (2) $-1 \le x \l...

二次関数最大値最小値平方完成場合分け
2025/8/2