問題文は数列、無限級数、漸化式、および方程式に関する複数の小問から構成されています。問6では、等比数列の第3項の値、初項から第8項までの和、数列の一般項、無限級数の和、漸化式で定義された数列の一般項を求める必要があります。問7では、与えられた方程式の解を求めるために、変数変換と因数分解を行い、解の範囲を考慮して最終的な解を決定する必要があります。

代数学数列等比数列無限級数漸化式方程式指数関数対数関数因数分解変数変換
2025/8/1

1. 問題の内容

問題文は数列、無限級数、漸化式、および方程式に関する複数の小問から構成されています。問6では、等比数列の第3項の値、初項から第8項までの和、数列の一般項、無限級数の和、漸化式で定義された数列の一般項を求める必要があります。問7では、与えられた方程式の解を求めるために、変数変換と因数分解を行い、解の範囲を考慮して最終的な解を決定する必要があります。

2. 解き方の手順

問6 (1):
* 公比2の等比数列なので、初項を aa とすると、第3項は a231=a22=4aa \cdot 2^{3-1} = a \cdot 2^2 = 4a となります。問題文には初項が明示されていないため、仮に初項を1とすると、第3項は 41=44 \cdot 1 = 4。したがって、(ア) = 4 です。
* 初項から第8項までの和は、等比数列の和の公式 Sn=a(rn1)r1S_n = \frac{a(r^n - 1)}{r - 1} を使用します。初項が1の場合、S8=1(281)21=2561=255S_8 = \frac{1(2^8 - 1)}{2 - 1} = 256 - 1 = 255。したがって、(イ)(ウ)(エ) = 255 です。
問6 (2):
* 与えられた数列は 0,1,3,6,10,15,0, 1, 3, 6, 10, 15, \dots です。この数列の階差数列を求めると、1,2,3,4,5,1, 2, 3, 4, 5, \dots となり、これは等差数列です。したがって、次の項は 15+6=2115 + 6 = 21 となります。さらに次の項は 21+7=2821 + 7 = 28 となります。したがって、(オ) = 21, (カ) = 28です。しかし問題文は一つの数値しか求めていないため、最初の空白を埋める21が適切です。
問6 (3):
* 初項1、公比 13\frac{1}{3} の等比数列の無限和は、S=a1rS = \frac{a}{1 - r} で計算できます。この場合、S=1113=123=32S = \frac{1}{1 - \frac{1}{3}} = \frac{1}{\frac{2}{3}} = \frac{3}{2} となります。したがって、(キ) = 2です。
問6 (4):
* 漸化式 an+1=2an+2a_{n+1} = 2a_n + 2 を解きます。まず、特性方程式 x=2x+2x = 2x + 2 を解くと、x=2x = -2 となります。したがって、an+1+2=2(an+2)a_{n+1} + 2 = 2(a_n + 2) と変形できます。bn=an+2b_n = a_n + 2 とおくと、bn+1=2bnb_{n+1} = 2b_n となり、b1=a1+2=0+2=2b_1 = a_1 + 2 = 0 + 2 = 2 です。したがって、bn=22n1=2nb_n = 2 \cdot 2^{n-1} = 2^n となり、an=bn2=2n2a_n = b_n - 2 = 2^n - 2 となります。したがって、(ク) = 2, (ケ) = 2です。
問7:
* 方程式 4x4log232x4=04^x - 4^{\log_2 \sqrt{3}} \cdot 2^x - 4 = 0 を解きます。2x=X2^x = X とおくと、4x=(2x)2=X24^x = (2^x)^2 = X^2 となります。また、4log23=(22)log23=22log23=2log2(3)2=2log23=34^{\log_2 \sqrt{3}} = (2^2)^{\log_2 \sqrt{3}} = 2^{2\log_2 \sqrt{3}} = 2^{\log_2 (\sqrt{3})^2} = 2^{\log_2 3} = 3 となります。したがって、方程式は X23X4=0X^2 - 3X - 4 = 0 となります。(ア) = 3 です。
* X23X4=(X4)(X+1)=0X^2 - 3X - 4 = (X - 4)(X + 1) = 0 と因数分解できます。したがって、X=4X = 4 または X=1X = -1 となります。(イ) = 4, (ウ) = 1 です。
* X=2xX = 2^x であり、xx が実数であるためには、X>0X > 0 でなければなりません。したがって、X=4X = 4 のみが解の候補となります。2x=42^x = 4 より、x=2x = 2 となります。(エ) = 0, (オ) = 2 です。

3. 最終的な答え

問6:
(ア) 4
(イ)(ウ)(エ) 255
(オ) 21
(キ) 2
(ク) 2
(ケ) 2
問7:
(ア) 3
(イ) 4
(ウ) 1
(エ) 0
(オ) 2

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