円に内接する四角形の対角の和は180度であるという性質を利用します。
また、相似な三角形を見つけ、その相似比を利用して線分の長さを計算します。
(1)
円に内接する四角形 ABDE において、∠BAC=∠EDC が成り立ちます。 同様に、∠BCA=∠EDA が成り立ちます。 したがって、△ABC∼△DEC が成り立ちます。 相似比より、AB:DE=BC:EC=AC:DC です。 よって、6:10=12:x が成り立つので、6x=120 から x=20 が得られます。 また、6:10=y:16 が成り立つので、10y=96 から y=9.6 が得られます。 (2)
円に内接する四角形 ABCD において、∠DAB=∠BCE が成り立ちます。 同様に、∠ADB=∠EBC が成り立ちます。 したがって、△ABD∼△EBC が成り立ちます。 相似比より、AD:EC=AB:EB=BD:BC です。 よって、y:12=x:6=4:6 が成り立つので、x=4 が得られます。 また、y:12=4:6 から 6y=48 であり、y=8 が得られます。 (3)
円に内接する四角形 ABCD において、∠DAB=∠BCE が成り立ちます。 同様に、∠ADB=∠EBC が成り立ちます。 したがって、△ABD∼△EBC が成り立ちます。 相似比より、AD:EC=AB:EB=BD:BC です。 よって、12:8=3:6=x:6 が成り立つので、6x=72 から x=12 が得られます。 (4)
円に内接する四角形 ABCD において、∠BAC=∠BDC が成り立ちます。 同様に、∠ABC=∠EDC が成り立ちます。 したがって、△ABC∼△DEC が成り立ちます。 相似比より、AB:ED=BC:DC=CA:CE です。 よって、7:6=x:14 が成り立つので、6x=98 から x=49/3 が得られます。x=16.333... (5)
円に内接する四角形 ABCD において、∠BAC=∠BDC が成り立ちます。 同様に、∠ABC=∠EDC が成り立ちます。 したがって、△ABC∼△DEC が成り立ちます。 相似比より、AB:ED=BC:DC=CA:CE です。 よって、8:7.2=x:y=8:7.2 が成り立つので、8y=7.2x が得られます。 x=BC、y=DC (6)
円に内接する四角形 ABCD において、∠BAC=∠BDC が成り立ちます。 同様に、∠ABC=∠EDC が成り立ちます。 したがって、△ABC∼△DEC が成り立ちます。 相似比より、AB:ED=BC:DC=CA:CE です。 よって、3.7:6.8=3:x=7.4:y が成り立つので、3.7x=20.4 から x=5.513513... が得られます。 また、3.7y=51.7 から y=13.972973... が得られます。