与えられた図において、AからBへ最短経路で移動する方法について、以下の3つの場合について総数を求めます。 (1) AからBまで行く。 (2) AからCを通ってBまで行く。 (3) AからCを通らずにBまで行く。

離散数学組み合わせ最短経路場合の数組み合わせ論
2025/8/2

1. 問題の内容

与えられた図において、AからBへ最短経路で移動する方法について、以下の3つの場合について総数を求めます。
(1) AからBまで行く。
(2) AからCを通ってBまで行く。
(3) AからCを通らずにBまで行く。

2. 解き方の手順

(1) AからBまで行く。
AからBまでの最短経路は、右に5回、下に4回移動することで達成されます。したがって、全部で9回の移動のうち、どちらを先に選ぶかの組み合わせを考えることで、最短経路の総数を求めることができます。これは組み合わせの問題として考えることができ、9C5{}_9 C_5 または 9C4{}_9 C_4 で計算できます。
9C5=9!5!4!=9×8×7×64×3×2×1=126{}_9 C_5 = \frac{9!}{5!4!} = \frac{9 \times 8 \times 7 \times 6}{4 \times 3 \times 2 \times 1} = 126
(2) AからCを通ってBまで行く。
AからCまでの最短経路と、CからBまでの最短経路をそれぞれ求め、それらの積を計算します。
AからCまでの最短経路は、右に1回、下に2回移動します。これは3C1=3!1!2!=3{}_3 C_1 = \frac{3!}{1!2!} = 3通りです。
CからBまでの最短経路は、右に4回、下に2回移動します。これは6C4=6!4!2!=6×52×1=15{}_6 C_4 = \frac{6!}{4!2!} = \frac{6 \times 5}{2 \times 1} = 15通りです。
したがって、AからCを通ってBまで行く最短経路の総数は 3×15=453 \times 15 = 45通りです。
(3) AからCを通らずにBまで行く。
AからBまでの最短経路の総数から、AからCを通ってBまで行く最短経路の総数を引くことで求めることができます。
したがって、AからCを通らずにBまで行く最短経路の総数は 12645=81126 - 45 = 81通りです。

3. 最終的な答え

(1) 126通り
(2) 45通り
(3) 81通り

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