(1) x≥0, y≥0, z≥0 の場合: これは典型的な重複組み合わせの問題です。x,y,z は非負の整数であるため、11個のものを3種類に分ける場合の数を求めればよいことになります。 重複組み合わせの公式を使うと、
nHr=n+r−1Cr 今回の場合は、n=3 (変数の種類) で、r=11 (合計の値) なので、 3H11=3+11−1C11=13C11=13C2=2×113×12=13×6=78 したがって、(1) の場合の解の組の数は78個です。
(2) x≥2, y≥1, z≥0 の場合: この場合は、x,y にそれぞれ条件が付いています。そこで、x′=x−2, y′=y−1 とおくと、x′≥0, y′≥0 となります。 元の式に代入すると、
(x′+2)+(y′+1)+z=11 x′+y′+z=11−2−1 x′+y′+z=8 ここで、x′≥0, y′≥0, z≥0 なので、再び重複組み合わせの公式を使うことができます。 nHr=n+r−1Cr 今回は、n=3 で、r=8 なので、 3H8=3+8−1C8=10C8=10C2=2×110×9=5×9=45 したがって、(2) の場合の解の組の数は45個です。