$\frac{\sin A}{11} = \frac{\sin B}{10} = \frac{\sin C}{3}$ が成り立つとき、$\cos A$ の値を求める問題です。

幾何学正弦定理余弦定理三角形三角比
2025/8/2

1. 問題の内容

sinA11=sinB10=sinC3\frac{\sin A}{11} = \frac{\sin B}{10} = \frac{\sin C}{3} が成り立つとき、cosA\cos A の値を求める問題です。

2. 解き方の手順

正弦定理より、asinA=bsinB=csinC=2R\frac{a}{\sin A} = \frac{b}{\sin B} = \frac{c}{\sin C} = 2R (Rは外接円の半径) が成り立ちます。したがって、sinA=a2R\sin A = \frac{a}{2R}, sinB=b2R\sin B = \frac{b}{2R}, sinC=c2R\sin C = \frac{c}{2R} と表すことができます。
与えられた式 sinA11=sinB10=sinC3\frac{\sin A}{11} = \frac{\sin B}{10} = \frac{\sin C}{3} にこれらを代入すると、
a11(2R)=b10(2R)=c3(2R)\frac{a}{11(2R)} = \frac{b}{10(2R)} = \frac{c}{3(2R)}
各項に 2R2R をかけると、
a11=b10=c3\frac{a}{11} = \frac{b}{10} = \frac{c}{3}
したがって、a:b:c=11:10:3a:b:c = 11:10:3 となります。
ここで、比例定数を kk とおくと、a=11ka = 11k, b=10kb = 10k, c=3kc = 3k と表せます。
次に、余弦定理を用いて cosA\cos A を求めます。
余弦定理より、
cosA=b2+c2a22bc\cos A = \frac{b^2 + c^2 - a^2}{2bc}
a=11ka = 11k, b=10kb = 10k, c=3kc = 3k を代入すると、
cosA=(10k)2+(3k)2(11k)22(10k)(3k)\cos A = \frac{(10k)^2 + (3k)^2 - (11k)^2}{2(10k)(3k)}
cosA=100k2+9k2121k260k2\cos A = \frac{100k^2 + 9k^2 - 121k^2}{60k^2}
cosA=12k260k2\cos A = \frac{-12k^2}{60k^2}
cosA=1260=15\cos A = -\frac{12}{60} = -\frac{1}{5}

3. 最終的な答え

cosA=15\cos A = -\frac{1}{5}

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