三角形ABCにおいて、角Bの二等分線と辺ACの交点をD、角Cの二等分線と辺ABの交点をEとする。 (1) BC = a, CA = b, AB = cとするとき、線分BE, CDの長さをa, b, cで表せ。 (2) BE = CDのとき、三角形ABCは二等辺三角形であることを証明せよ。

幾何学三角形角の二等分線の定理余弦定理相似証明
2025/8/2

1. 問題の内容

三角形ABCにおいて、角Bの二等分線と辺ACの交点をD、角Cの二等分線と辺ABの交点をEとする。
(1) BC = a, CA = b, AB = cとするとき、線分BE, CDの長さをa, b, cで表せ。
(2) BE = CDのとき、三角形ABCは二等辺三角形であることを証明せよ。

2. 解き方の手順

(1) 角の二等分線の定理より、
AE:EC = c:a なので、AE = bca+c\frac{bc}{a+c}.
よって、BEは三角形ABEにおいて余弦定理を用いる。
角の二等分線の定理より、
AD:DB = b:a なので、AD = bca+b\frac{bc}{a+b}.
よって、CDは三角形ACDにおいて余弦定理を用いる。
三角形ABEにおいて、
BE2=c2+(bca+c)22c(bca+c)cosABE^2 = c^2 + (\frac{bc}{a+c})^2 - 2c (\frac{bc}{a+c}) \cos A
ここで、cosA=b2+c2a22bc\cos A = \frac{b^2+c^2-a^2}{2bc} なので、
BE2=c2+(bca+c)2b(b2+c2a2)a+c=c((a+c)2b2b(b2+c2a2))a+cBE^2 = c^2 + (\frac{bc}{a+c})^2 - \frac{b(b^2+c^2-a^2)}{a+c} = \frac{c((a+c)^2b^2-b(b^2+c^2-a^2))}{a+c}
整理すると、BE2=c(a+c)(a+c+b)(a+cb)(a+c)2BE^2 = \frac{c(a+c)(a+c+b)(a+c-b)}{(a+c)^2}
次に、CDの長さを求める。
三角形ACDにおいて、
CD2=b2+(bca+b)22b(bca+b)cosACD^2 = b^2 + (\frac{bc}{a+b})^2 - 2b (\frac{bc}{a+b}) \cos A
ここで、cosC=a2+b2c22ab\cos C = \frac{a^2+b^2-c^2}{2ab} なので、
CD2=b2+(aba+b)2a(a2+b2c2)a+b=b((a+b)2a2a(a2+b2c2))a+bCD^2 = b^2 + (\frac{ab}{a+b})^2 - \frac{a(a^2+b^2-c^2)}{a+b} = \frac{b((a+b)^2a^2-a(a^2+b^2-c^2))}{a+b}
整理すると、CD2=b(a+b)(a+b+c)(a+bc)(a+b)2CD^2 = \frac{b(a+b)(a+b+c)(a+b-c)}{(a+b)^2}
(2) BE = CDのとき、三角形ABCは二等辺三角形であることを証明する。
BE = CDのとき、BE2=CD2BE^2 = CD^2である。
c(a+c)(a+c+b)(a+cb)(a+c)2=b(a+b)(a+b+c)(a+bc)(a+b)2\frac{c(a+c)(a+c+b)(a+c-b)}{(a+c)^2} = \frac{b(a+b)(a+b+c)(a+b-c)}{(a+b)^2}
(a+c)(a+c+b)>0(a+c)(a+c+b) > 0 と(a+b)(a+b+c)>0(a+b)(a+b+c) > 0より、c(a+cb)(a+c)2=b(a+bc)(a+b)2\frac{c(a+c-b)}{(a+c)^2} = \frac{b(a+b-c)}{(a+b)^2}
c(a+cb)(a+b)2=b(a+bc)(a+c)2c(a+c-b)(a+b)^2 = b(a+b-c)(a+c)^2
c(a+cb)(a2+2ab+b2)=b(a+bc)(a2+2ac+c2)c(a+c-b)(a^2+2ab+b^2) = b(a+b-c)(a^2+2ac+c^2)
a3c+2a2bc+ab2c+a2c2+2abc2+b2c2a2b22ab3b4=a3b+2a2bc+ac2b+a2b2+2abc2+bc2a2c22ac3c4a^3c +2a^2bc +ab^2c + a^2c^2 + 2abc^2 + b^2c^2 - a^2b^2 -2ab^3 -b^4 = a^3b +2a^2bc +ac^2b + a^2b^2 + 2abc^2 + bc^2 - a^2c^2 -2ac^3 -c^4
最終的に証明ができていません。

3. 最終的な答え

(1) BE=c(a+c+b)(a+cb)(a+c)2BE = c\sqrt{\frac{(a+c+b)(a+c-b)}{(a+c)^2}} , CD=b(a+b+c)(a+bc)(a+b)2CD = b\sqrt{\frac{(a+b+c)(a+b-c)}{(a+b)^2}}
(2) 証明できません

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