角度に関する情報がないため、余弦定理を使って解くことを考える。
三角形ABD, BCD, ABCについて、それぞれ余弦定理を用いる。
∠ADB=α, ∠BDC=β, ∠ADC=γ とおく。 三角形ABDにおいて、
AB2=AD2+BD2−2⋅AD⋅BD⋅cosα 82=52+BD2−2⋅5⋅BD⋅cosα 64=25+BD2−10BDcosα 39=BD2−10BDcosα ...(1) 三角形BCDにおいて、
BC2=BD2+CD2−2⋅BD⋅CD⋅cosβ 9.62=BD2+7.82−2⋅BD⋅7.8⋅cosβ 92.16=BD2+60.84−15.6BDcosβ 31.32=BD2−15.6BDcosβ ...(2) α+β+γ=360∘の関係を利用して解くことは難しそうである。 図形から見て、点Dは三角形ABCの内接円の中心であると考えられる。
その場合、AD, BD, CDはそれぞれの角の二等分線となっているはずである。
この仮定を基に解いてみる。
∠ABD=∠DBC ∠BAD=∠DAC ∠ACD=∠DCB しかし、図に与えられた情報から内接円の中心であると確定できない。
問題文に明記がないため、この仮定は使えない。
問題文から直接的にBDの長さを求めるのは難しそうである。
情報が不足している可能性がある。
図を注意深く見ると、三角形ABDと三角形CBDは相似であると推測できる。
もしそうであれば、
BDAD=CDBD=BCAB BD5=7.8BD=9.68 9.68=9680=65 BD5=65 より BD=6 7.8BD=7.86=7860=1310 65=1310 であるため、相似ではない。